「コラム」康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.267「ナム・ジュヒョクの兵役」

ナム・ジュヒョクは兵役を履行するために3月20日に入隊したが、新兵訓練と専門教育を終えて第32師団軍事警察隊に配属された。この第32師団は韓国中部の世宗(セジョン)市に位置する部隊である。
画像=tvN


『二十五、二十一』は大傑作

今後のナム・ジュヒョクは、軍事警察隊の一員として兵役生活を送ることになっている。除隊は2024年9月19日の予定だ。
ファンとしても除隊を心待ちにするしかないのだが、その間にも彼の主演作品を何度でも見返していきたい心境だろう。
そこで取り上げたいのが『二十五、二十一』である。
このドラマは2022年2月12日から4月3日まで韓国tvNで放送された。クライマックスに向けて最高潮に人気を集めていた。
物語は1997年の経済危機の時に出会った大学生ペク・イジン(ナム・ジュヒョク)と高校生ナ・ヒド(キム・テリ)の青春を抒情的に描いている。仲間と一緒に連帯感を高めていくシーンの連続で、本当に面白かった。


ナム・ジュヒョクの新作は?

『二十五、二十一』では、苦学生のペク・イジンがフェンシングのオリンピック優勝を目指すナ・ヒドを応援する姿が随所に描かれていた。
さらにペク・イジンはテレビ局の記者となりスポーツの現場でナ・ヒドを支えていくが、結局2人には越えられない運命が待ち構えていた……。
とにかく、ナム・ジュヒョクはこのドラマで「国民の初恋相手」と呼ばれるほどの人気を獲得し、愁いに満ちた演技でドラマを盛り上げた。
ストーリー、キャスティング、名セリフ、挿入音楽のすべてにおいて完成されており、とりわけナム・ジュヒョクとキム・テリという主役コンビの掛け合いが抜群に良かった。何度見ても新たな発見ができるドラマであり、芸能界から遠ざかっているナム・ジュヒョクを思い出すのに本当にふさわしい。
なお、ナム・ジュヒョクは入隊前に新作の『ビジランテ』(原題)の撮影を終えている。今年の下半期にディズニープラスで配信予定だ。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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2023.05.20