写真=植村 誠 たとえば日本で、年上の前で横を向いて酒を飲んだら、「なんだ、飲みたくないのに仕方なく飲むのか」と思われるかもしれません。おそらく、失礼に当たるでしょう。しかし、韓国では違います。横を向かないと、かえって失礼になるのです。その理由はなんでしょうか。 酒と煙草の礼儀 韓国で…
韓国の布団は大きめにできているものが多い 韓国ドラマを見ていると、対比させるようにかならず裕福な豪邸と庶民的な家庭が出てきます。豪邸ではベッドで寝ていますが、韓国人の中でそれは少数派でしょう。庶民的な家庭では「オンドル部屋に布団」というのが一番多いはずです。そんなときは、何を着て寝るのでしょうか。 …
韓国ドラマを見ていると、年配の女性たちがオンドル部屋で食事をしているときに片方の膝を立てて座っています。日本だったら、かならず注意されるでしょう。しかし、韓国ではまったく逆です。どこが違うのでしょうか。 韓服の時代からの伝統 礼儀作法は、国が違うとまったく変わるものなのかもしれません。 なによりも、…
写真=TV CHOSUN ◆首陽大君(スヤンデグン/1417~1468年) 世宗(セジョン)の二男で、1455年に世祖(セジョ)として即位した。 ◆安平大君(アンピョンデグン/1418~1453年) 世宗(セジョン)の三男で、王位を狙って甥の端宗(タンジョン)を脅した首陽大君と激しく対立した。 &n…
韓国ドラマを韓国語で見ているとわかります……夫婦の間でも妻が年上の夫をオッパー(兄さん)と呼んだりしています。結婚前の癖が抜けないのでしょうが、日本から見れば、ちょっと違和感があります。 恋人同士の呼び方 人間関係や上下関係を厳しく律する儒教思想が社会全体に浸透している影響なのか、韓国…
『朝鮮王朝「背徳の王宮」 1冊でつかむ韓国時代劇の真髄』(康熙奉〔カン・ヒボン〕著/星海社発行) 星海社から『朝鮮王朝「背徳の王宮」 1冊でつかむ韓国時代劇の真髄』(康熙奉〔カン・ヒボン〕著)が発行された。韓国時代劇に関連する朝鮮王朝の王宮物語を史実に沿って解説している。 時代劇を賑わ…
写真=植村誠 韓国ではボランティアをはじめとした市民活動がとても盛んです。その理由として考えられるのが、儒教的な互助精神と宗教的な信仰心の二つです。それでは、具体的にボランティア活動の中身を見てみましょう。 親の影響も大きい 韓国では今でも儒教思想が根強く残っています。 そうした儒教思…
祖先への供養をとても大事に思った朝鮮王朝。その中で育まれた食文化がスープ料理と肉料理だ。韓国にはスープ類の食べ物が多い。もちろん、日本や中国にもいろんなスープや鍋料理があるが、韓国は数が本当に多い。 肉料理の発達 韓国料理のスープには、ご飯と一緒に食べる出汁を楽しめる「クッ」、同じくご飯と食べるが出…
韓国のドラマを見ていると、食事をするシーンがとても多いと感じますか。作品によっては、食事のシーンだけで次々に物語を展開させています。なぜ、韓国ドラマには食事の場面があれほど多いのでしょうか。 食事は人間関係の中心 韓国人は、会食(フェシク)がやたらと好きです。 少しでも知り合いになるとすぐに会食を開…
リビングに集まって大勢で食事をするのが韓国の日常風景だ 韓国ドラマを見ていると気がつきます。日本では玄関を入るとたいていは廊下があるのですが、韓国ではすぐにリビングになっています。日本と韓国は間取りが根本的に違うのでしょうか。 リビングルーム中心主義 日本では一軒家でもマンションでも玄…