11代王・中宗(チュンジョン)には3人の妻がいた。最初の妻は父が燕山君(ヨンサングン)の側近だったために追放された端敬(タンギョン)王后。2人目の妻は12代王・仁宗(インジョン)を産んですぐに亡くなった章敬(チャンギョン)王后だ。そして、3人目の妻が文定(ムンジョン)王后〔1501年~1565年〕で…
朝鮮王朝時代(1392~1910年)に儒教が国教だった影響で、今でも韓国では儒教的な価値観が浸透している。その1つが「長幼の序」。年功序列が浸透していて、年上を敬うことが重要な社会規範になっている。電車の中で若者が老人に席を譲る光景が日常的に見られる。 日本と韓国の違いは? ●エネルギ…
韓国は世界でも有数のアルコール消費国だが、最も飲まれているのは焼酎である。これが圧倒的なナンバーワン。350cc入りの小瓶を冷蔵庫などで冷し、一口サイズの透明なグラスに注いで飲む。 歴史はどうなっている? ●酒の飲み方 焼酎をお湯や炭酸で割ったりせず、ストレートでそのまま口に運ぶ。焼酎を何かで割ろう…
日本から一番近い隣国の韓国。果たして、どんな国なのだろうか。まだよくわからない人のために、韓国という国の基本的なことを説明してみよう。初めて韓国に行く場合に、特に知っておいたほうがいいことを簡潔にリストアップした。 これが韓国? ●言語 日本語と語順が同じで、漢字が基本になっている点も同様。しかも、…
『新版 韓国ドラマ&K-POPがもっと楽しくなる!かんたん韓国語読本』(双葉社) 韓国ドラマやK-POPなどの韓流エンタメの好きな人が韓国語を覚えるのに最適なのが『新版 韓国ドラマ&K-POPがもっと楽しくなる!かんたん韓国語読本』(双葉社)である。3月21日に発売となった。 楽しみながらレベルが上…
『韓国ひとめぼれ感動旅 韓流ロケ地&ご当地グルメ紀行』(著者/小暮真琴・康熙奉) 韓国に行きたいと願っている人に最適なガイド&エッセイが誕生した。それが『韓国ひとめぼれ感動旅 韓流ロケ地&ご当地グルメ紀行』だ。本書では、韓国旅行の魅力を様々に取り上げている。 本格的な韓国旅行エッセイガイド 双葉社か…
写真=植村誠 張緑水(チャン・ノクス)〔?~1506年〕は、両班(ヤンバン)の父と妾の間に生まれた。妾の娘だった彼女は、生まれながらに奴婢(最下層の身分)にされた。張緑水は己の境遇を呪った。どうにかして自分の身分を改善しようと思った彼女は、8代王・睿宗(イェジョン)の息子である斉安大君(チェアンデグ…
朝鮮半島は昔から「東方礼儀之国」と言われた。日本から見れば韓国は西にあるので「東方ってどこ?」と思うかもしれないが、この「東方」というのは、中国から見た方角なのである。つまり、孔子を生んで儒教の礼節にも細かい中国が、朝鮮半島のことを「礼儀之国」と称賛したのである。そんな韓国では初対面の挨拶が特に重要…
韓国の地方を鉄道で旅しているときの話である。乗った特急列車は全席指定だった。指定席券を買って乗り込むと車内はガラガラ。指定された号車にはたった1人しか座っていなかった。 そこは私の席! たった1人の乗客。それはかなり高齢の女性だったが、私が車内に入ったときに、なぜかキョロキョロしていた。落ちつかない…
『韓国ひとめぼれ感動旅 韓流ロケ地&ご当地グルメ紀行』(著者/小暮真琴・康熙奉) 韓国旅行への関心が高まる中で大いに重宝できるのが、『韓国ひとめぼれ感動旅 韓流ロケ地&ご当地グルメ紀行』(双葉社)である。この本は、旅を通して韓国の魅力を様々に取り上げている。 「韓国愛」があふれたガイド…