そして、続くゲームコーナーが、この日一番の笑いどころだった。2人1組となり、1人が頭の上にグラスを乗せ、もう1人が目隠しをした状態で、そのグラスに水を注ぎ、どちらのチームが水をたくさん入れることができるかを競うゲームだ。チョン・ウン&イ・デフィvsキム・ドンヒョン&パク・ウジンで行われたが、チョン・ウン&イ・デフィの面白さが光っていた。
まずイ・デフィが水を注ぐ役だったが、いきなり水を注ぎ出し、慌てて「デフィ、デフィ、デフィ」としか言わないチョン・ウンに、「ディレクション、ディレクション」と指示を求めるも、花に水をあげるように、やかんを回しながら水を注いだので、びしょ濡れとなったチョン・ウンは茫然自失。イ・デフィは目隠しをとり、グラスにほとんど水が入っていないのを見るや、驚いて口があんぐり。キム・ドンヒョンより大きいのではないかというぐらい口の開いた、そのリアクションが抜群に面白かった。
すぐさま、イ・デフィの胸倉をつかみに行ったチョン・ウンは今度、自分が水を注ぐ番になると、グラスの位置ではなく、イ・デフィの頭とおでこの位置を確認。嫌な予感がしたイ・デフィは「これ勝つゲームだよ」と念を押したが、スタートすると、完全にさっきの復讐!?イ・デフィがいくら「後ろ、後ろ、後ろ」と叫んでも、それを無視し、水を浴びせるように注いだチョン・ウン。
もう顔が大洪水状態なのに、それでも懸命に「後ろ、後ろ、後ろ」と叫ぶイ・デフィのドタバタぶりが面白すぎる。しかも、その水が跳ね返り、チョン・ウンも「冷たっ、冷たっ」と大騒ぎし出すわ、イ・デフィも「あーー」と絶叫するわで、大パニック(笑)。ゲームには負けたが、芸人のように体を張り、スタジオを大爆笑させたイ・デフィの姿は拍手ものだ。
イ・デフィと絶妙なコンビネーション(!?)を見せたチョン・ウンは最後に、先ほどの姿を払拭するかのように、メインボーカルとしての魅力を発揮。
「週刊アイドル」の新コーナー「部屋でのミニコンサート」で、「10cm」の「愛は天の川喫茶店で」を熱唱し、温かい雰囲気で番組を締めくくった。「AB6IX」は、パフォーマンスはもちろん、バラエティセンスも格別だ。