昨年年末、イ・スンギ、チャ・ウヌ、シン・ドンヨプが司会進行を務めた「2020 SBS芸能大賞」で、栄えある大賞を受賞したキム・ジョングクがついに「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」(SBS)に師匠としてやってきた。
4月18日(日)と25日(日)の2週にわたって放送されたキム・ジョングク編は、韓国にいながら米国ロサンゼルスに行った気分を味わい、バカンスを楽しむ“旅行代理満足”特集として構成された。が、そこはキム・ジョングク。そんなに甘いはずがなかった。路上ライブの雰囲気で、キム・ジョングクがブルーノ・マーズの「Just the Way You Are」を熱唱し、“歌手”としての一面を見せる場面もあったが、筋トレに次ぐ筋トレで、ほぼ“運動”特集だった(笑)。
SBSの日曜バラエティには、「Xマン」に始まり、「ファミリーがやってきた」、現在の「ランニングマン」と18年出ずっぱりだというキム・ジョングク。長く続けるコツは、ポジティブなマインドだという。ネガティブなことが起きたとき、どんな小さなことでもいいからポジティブな部分を見つけ、それを良いことだと考える訓練をしてきたそうだ。例えば、手をケガしたら、普通は憂鬱な気分になるところを発想を変え、だったら足の運動をもっとできるなと考えるとか。いかにもキム・ジョングクらしい例えだ。
というわけで、メンバーたちは“運動が大好きな”キム・ジョングク式の筋トレ特訓地獄に突入した(笑)。キム・ジョングクにとってはどこでも運動の場所になるので、その日の晩、寝る前にドミトリーで腕立て伏せ、翌日にはジムでもガッツリ筋トレをメンバーたちにレクチャー。キム・ジョングクは教えるのも上手く、もはやジムのトレーナーにしか見えない(笑)。ちなみに、チャ・ウヌは厳しいトレーニング中も顔が崩れず、イケメンはイケメンだということも分かった。
そんな中、面白かったのが、メンバーたちがキム・ジョングクに1回でいいから勝ちたいと意欲を見せ、力では負けてしまうから、スピードで勝負しようと短距離走を提案。思いがけず、「ランニングマン」vs「チプサブイルチェ」のプライドをかけた対決が行われた場面だ。
「チプサブイルチェ」チームが運命を委ねたのは、チャ・ウヌだった。チャ・ウヌは走る前からキム・ジョングクを挑発するなど自信たっぷり。いざスタートすると、序盤はかなり接戦だったが、少しずつリードし始めたチャ・ウヌが、終盤はキム・ジョングクの方を見ながら走る余裕を見せ、先にゴール。スピードを調整し、後半に余力を残していたらしい。必死なキム・ジョングクに対し、チャ・ウヌは軽やかで爽やかな笑顔の走りだった。ウイニングランをするチャ・ウヌにメンバーたちは駆け寄り、お祭り騒ぎとなった。
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