韓国のtvNで10月から放送されていた『スタートアップ:夢の扉』が12月に終了したが、日本でもNetflixで配信されて人気を博した。このドラマを見ていて、常に注目していたのが、キム・ソノが演じたハン・ジピョンという役だった。
3人のキャラクター
『スタートアップ』は、ソウルの最先端エリアでIT企業を立ち上げていく有能な若者たちを描いていた。
主役コンビはペ・スジとナム・ジュヒョクだったが、もう一人、重要の役を演じたのがキム・ソノだった。
まず、ペ・スジが演じるのはソ・ダルミという才能豊かな20代の女性である。そして、ナム・ジュヒョクは、ナム・ドサンという天才的な数学センスを持っている若者に扮していた。ドサンは、人工知能の画像認識のスペシャリストだった。
さらに、2人の主人公に決定的な影響を与えていくのが、キム・ソノが演じているハン・ジピョンだ。彼は投資会社のチーム長であり、ダルミとドサンの会社を導いていく後見人になっていく。もともと、過去にダルミとドサンを結びつけた人物でもあった。
そんなジピョンなのだが、ダルミへの愛を自覚するようになり、ドサンに対して対抗意識を燃やしていく。
そういう三角関係の難しい恋愛感情をキム・ソノが繊細な表現で演じきっていた。それは、主役2人よりも強烈な印象を残すことが多かった。
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