「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.141「NHKで放送される『ヘチ』」

写真=『ヘチ 王座への道』公式サイトより

チョン・イルが主演した『ヘチ 王座への道』は先にNHK・BSプレミアムで放送されたが、今度は来年2月14日からNHKの総合テレビで毎週日曜日の午後11時から放送されることになった。本当に楽しみだ。

公平に人材を登用

『ヘチ 王座への道』は、低い身分の血を受け継いだ「歓迎されない王子」が朝鮮王朝の政治を改革するまでを描いている。そして、主役のチョン・イルは、若き日の英祖(ヨンジョ)に扮している。
この英祖は、どのような王なのだろうか。
1724年に21代王として即位してからは、各派閥から公平に人材を登用する政策で成果をあげていった。
その中でも、英祖は1762年に起こった大事件で有名である。それは、息子の思悼世子(サドセジャ)を米びつに閉じ込めて餓死させた事件だ。
この事件には深い裏話がある。

思悼世子は頭脳明晰な世子(セジャ)であったはずなのに、酒乱で素行が悪くなり、側室を殺したり家臣に暴力を振るったりしていた。さらには、怪しげな人物たちと放蕩を繰り返した。
英祖は、思悼世子を立ち直らせるために叱責をしたことが何度もある。それでも、思悼世子は変わらなかったので、最後は英祖も耐え忍ぶことができなかった。

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2020.12.05