最近の韓国ドラマは特に面白いので、次に何を見たらいいか本当に迷ってしまう。そんなふうに次の作品を探しているならば、ぜひ勧めたいのが『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』である。
ずっと余韻が残る
自分が見た映画とドラマの中でベスト1を挙げるなら、映画は『ニュー・シネマ・パラダイス』、ドラマは『冬のソナタ』と決まっている。不動の1位なのだ。
映画のほうは順位に変化はないのだが、ドラマのほうは変更があるかもしれない。『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』を見たからだ。
どんなに映画やドラマを見続けていても、生き方に深く影響する作品はそう滅多にあるものではない。人生の一時を楽しませてくれたら、それで一応は終わりだ。
しかし、『マイ・ディア・ミスター』の場合は、見終わった後も余韻がずっと残り続けて胸が熱くなる。それほど感銘を受けたドラマだった。
主役はイ・ソンギュンとIU。この2人が親子ほど年が離れた男女としてドラマを彩っている。
イ・ソンギュンが演じるのは、構造エンジニアのパク・ドンフンだ。真面目な性格だが、悩みが多く常に沈んでいる。
そんな彼が勤める企業の派遣社員になったのが、IUが演じるイ・ジアンだ。彼女は不幸な境遇に置かれたままで、借金も背負っている。それゆえにお金で社内工作を請け負うようになり、ドンフンの携帯電話を盗聴する。
それを通してジアンは、ドンフンの私生活を詳しく知るようになり、やがて彼への共感を抱く……。
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