「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.117「『愛の不時着』とヒョンビン」

厳しすぎる訓練

強い覚悟で海兵隊に入ったヒョンヒンは「ここで過ごす経験が後でとても生きてくると思います」と抱負を述べていた。
しかし、海兵隊はすべての軍隊の中で一番訓練が厳しいところだ。
「他のみんなは凄い体力を持っているので、体力面では不安が大きいですね。体力鍛練がつらいです。罰としてやらされるウサギ跳びや、仰向けに寝て銃や脚を上げる動作が大変です」
そんな厳しい訓練をヒョンビンはどう乗り越えていったのだろうか。

「厳しい訓練が続き、もう耐えられないと観念した瞬間に周囲を見ると、他の人たちは同じ状況で耐えているじゃないですか。それで、私も耐えることができました。もし、私がここで倒れてしまったら、同じように倒れてしまう人も出てくるだろう。それではいけないから、必死に耐えたんです」
それこそ、ヒョンビンも必死だったことだろう。
こうして海兵隊での兵役を終えて芸能界に復帰したヒョンビン。今回の『愛の不時着』の撮影ではずっと軍人に成りきっていた。兵役時代の貴重な経験がさぞかし大いに役に立ったことだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

 

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  • 2020.06.20