日本でも大変な人気になっているドラマ『愛の不時着』。ソン・イェジンと共に主役を務めているのがヒョンビンだ。思えば、彼の兵役時代の発言を振り返ると『愛の不時着』で扮した北朝鮮の将校の役柄にどこか通じるものがありそうだ。
自分の限界に挑む
ヒョンビンが『愛の不時着』で演じたリ・ジョンヒョクというキャラクターは、正義感が強くて優しさを兼ね備えていた。
とはいえ、強靭な精神力を持つ軍人でもあった。そんな役を見ていると、演じたヒョンビン自身の兵役時代の話が生々しく思い出された。というのは、兵役で厳しい訓練に耐えていた頃のヒョンビンは、今にして思えば、リ・ジョンヒョクという役柄の強さと優しさを彷彿させるものがあった。
そこで、改めて兵役時代のヒョンビンのことを見てみよう。
彼は2011年3月7日に兵役で海兵隊に入隊した。
ヒョンビンはこう語る。
「自分の限界に挑んでみたくなって、海兵隊に志願したのです。身体的にも精神的にも、新しい作品に入る度に気持ちを込めて演技してきましたが、軍隊生活で生じる限界は、それともまた別のものじゃないでしょうか」
「ここで落伍したとしても、後悔はしたくないですね。やらないで後悔するよりは、やって後悔したほうがまだましじゃないですか」
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