2018年には「LOVE YOURSELF 轉 'Tear'」と「LOVE YOURSELF 結 'Answer'」が「ビルボード200」で1位を獲得するという勢いを見せた。これは韓国の歌手として初めてだった。いかなる美辞麗句も必要としない、それ自体でも最高の成績だった。続いて「MAP OF THE SOUL : PERSONA」（2019）と「MAP OF THE SOUL: 7」（2020）でも堂々と「ビルボード200」のトップを占める喜びを味わった。

「MAP OF THE SOUL：7」のタイトル曲「ON」は、ビルボードのシングルチャート「ホット100」で4位にランクした。これに先駆けて「Boy With Luv feat. Halsey（ホールジー）」で8位を記録したが、メインチャートとよばれる「ホット100」で最上位圏に入ったのは初めてだった。
単に「ビルボード」の成績だけでBTSの存在を評価するのは物足らないほどだ。BTSは、2019年のワールドツアー「LOVE YOURSELF：SPEAK YOURSELF」を通じて世界10都市で20回の公演を行った。その中でもポップの聖地と呼ばれるイギリスのウェンブリー・スタジアムで２度の単独公演を持ち、世界を揺り動かした。

加えて、アメリカの3大音楽授賞式である「ビルボード・ミュージック・アワード」「アメリカン・ミュージック・アワード」「グラミーアワード」で著しい成果を収めた。BTSは、2017年の「ビルボード・ミュージック・アワード」で韓国歌手として初の「トップソーシャルアーティスト」部門で受賞しており、2019年には「トップデュオグループ」部門で栄光のトロフィーを手にした。

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