新作ドラマも放送スタート
その後のキム一家。裕福な家庭に4人家族が全員入り込んで、本当に寄生虫のように振る舞っていくのだが、そのきっかけを作ったのがパク・ソジュンが演じるミニョクという役だった。
そういう意味ではとても重要なキャラクターであり、出番が短いとはいえ映画のストーリーを大きく動かす存在だった。
パク・ソジュンといえば、『キム秘書はいったい、なぜ?』で究極のナルシストを演じて、ラブコメでも真価を発揮した。長身なのに顔が小さくてビジュアルは完璧。しかも、演技力があるので申し分がない。
まさに、俳優になるべくして生まれた存在だと言えるのだが、彼は1月31日から放送されるJTBCの新作ドラマ『梨泰院クラス』でも、「繁華街を自分の街にしてみせる!」という野望をもったパク・セロイという人物を演じる。
このキャラクターも魅力的だ。
仮に『パラサイト』がアメリカのアカデミー賞を取るようなことになれば、映画と同時にパク・ソジュンの存在も世界にさらに知られることになるだろう。
文=康 熙奉(カン ヒボン)