「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.103 「2020年の話題作」

パク・ソジュン主演の『梨泰院クラス』は2020年1月31日に放送が始まる

2020年も注目の作品が多い。その中から、ドラマでは『ザ・キング:永遠の君主』と『梨泰院クラス』、映画なら『徐福』の3つに注目している。どれも人気俳優の自信作になりそうだ。

イ・ミンホが真価を発揮する

まずは『ザ・キング:永遠の君主』から。
このドラマは、あの『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』でさらに評価を高めた大物のキム・ウンスク作家が脚本を書き、大ヒット作の『太陽の末裔』のペク・サンフン監督が演出を担当する。そして、主役がイ・ミンホだ。彼は2019年4月に兵役を終えたが、この作品が復帰作になる。
キム・ウンスク作家とイ・ミンホには深い縁がある。イ・ミンホが主演した『相続者たち』もキム・ウンスク作家の作品だ。このとき、キム・ウンスク作家はイ・ミンホに対して特別な信頼を寄せた。だからこそ、大作となる『ザ・キング:永遠の君主』の主役にイ・ミンホが決まったのだ。
この作品は『トッケビ』と同様に不思議な設定のドラマで、主人公が異次元の世界を自在に動く。そういう特異な世界観を体現できる俳優としてイ・ミンホがかならず真価を発揮するだろう。共演は『トッケビ』で素晴らしい演技を披露したキム・ゴウンだ。
『ザ・キング:永遠の君主』は2020年の上半期にSBSで放送される。

次に『梨泰院クラス』について。
このドラマは、ソウル有数の繁華街である梨泰院(イテウォン)を舞台にして、不合理な世の中で必死に生きていく若者たちを描いた青春群像劇だ。
主役のパク・ソジュンが扮するパク・セロイは、「梨泰院を自分の街にしてしまおう」という壮大な野望を持っている。
そのために、パク・セロイは何を仕出かすのか。きっと、スケールが大きいドラマになることだろう。

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2019.12.28