現場でのポン・ジュノ監督の演出は、実際にこういう演技をしてほしいと手本を見せてくれるので、やりやすいと話すソン・ガンホ。「ユーモアにあふれていて、持っている雰囲気が他の監督さんとは違うと思います。だから、多くの俳優がポン・ジュノ監督と一緒に仕事をしたがるのではないでしょうか。現場で俳優、スタッフと一緒に作品を作り上げていく姿勢というのが、感動を覚えます。他にも素晴らしい監督はたくさんいらっしゃいますが、作品に臨む姿勢が特別な監督だと多くの方に知られていると思います」とし、「ポン・ジュノ監督は俳優に対して、できない注文はしません。でも、なぜか太ってほしいということを望んでいらっしゃるようです。本人が太っているせいでしょうか? 普通の監督だったら、俳優に痩せてほしいとか、シャープに見せてほしいという注文をしますが、ポン・ジュノ監督は俳優に太ることを望まれることが多いです。本人がどんどん太っていくからかもしれませんが、そこが理解できません(笑)。だから、ポン・ジュノ監督の一番いいところだと思いますが、痩せろと言わない、唯一の監督だと思います」と監督に向け、拍手を送った。
最後に日本の観客に向け、ソン・ガンホは「日本の観客の皆さんがどう感じるのか気になるし、ドキドキしています。まさに、万感胸に迫る思いです。この映画を深く楽しんでほしいです」と話し、ポン・ジュノ監督は「ついに日本で公開されることになり、興奮しています。映画のタイトル通り、不滅の寄生虫のように、観客の皆さんの体、頭、胸に長く留まり、永遠に寄生する映画になったらうれしいです」とメッセージを伝えた。
すでに本作を見た多くの著名人が「とにかく見てほしい」、「最高傑作」と口を揃える「パラサイト 半地下の家族」は2020年1月10日(金)の全国公開に先駆け、12月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田にて特別先行公開される。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
「パラサイト 半地下の家族」
2020年1月10日(金)より全国ロードショー!
2019年12月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田にて特別先行公開
ストーリー
全員失業中、“半地下住宅”で暮らす貧しいキム一家。長男ギウは、“高台の豪邸”で暮らす裕福なパク氏の家へ家庭教師の面接を受けに行く。そして、兄に続き、妹ギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…。この相反する2つの家族の出会いは、次第に想像を遥かに超える物語へと加速していく――。
出演: ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン
監督:ポン・ジュノ(『殺人の追憶』『グエムル -漢江の怪物-』) 撮影:ホン・ギョンピョ 音楽:チョン・ジェイル
提供:バップ、ビターズ・エンド、テレビ東京、巖本金属、クオラス、朝日新聞社、Filmarks/配給:ビターズ・エンド
ⓒ 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED /2019年/韓国/132 分/PG-12/2.35:1/英題:PARASITE/原題:GISAENGCHUNG/ www.parasite-mv.jp
【配給・宣伝】:ビターズ・エンド(大橋・川原井・伊藤・星)TEL:03-5774-0210 [email protected]
【WEB宣伝】:ティー・ベーシック(津村・早川・高橋) TEL:03-6418-2691 [email protected]