【おうちでハングルレッスン】【初級編7】Kポップファンのためのハングルかんたん講座

「簡単」と「約束」

康「パッチムというのは日本語にない子音で終わる言葉です」
ウィ「そうですね」
康「日本人は慣れていないから難しく考えがちです」
ウィ「ただし、パッチムがあっても、日本語と韓国語の発音が似ているものがたくさんありますね」
康「たとえば、どんな言葉?」
ウィ「『簡単』という言葉です。これは、日本語が『カンタン』で、韓国語も『カンタン』。こういう共通点に注目すると、覚えやすいと思います」
康「確かに同じですね。ありがたいです。パッチムに苦手意識を持たないで、できるところから始めるのがいいでしょうね」
ウィ「次に『約束』。日本語の場合は『やくそく』ですが、韓国語の場合は『ヤク ソク 』という感じ。『ク』を小さい『ク 』にすると韓国語に近くなります」
康「さらに言うと、『ヤックソック』という表記でもいいくらいです。これを早口で言えば韓国語になりそうです」

写真左:康熙奉(カン・ヒボン)写真右:ウィ・ソンジュン(魏聖銓)

<講師>

ウィ・ソンジュン(魏聖銓)
1968年ソウル生まれ。1992年に来日し、学習院大学で日本語日本文学博士を取得。現在は法政大学をはじめ、多くの大学で韓国語を教えている。著書は『New!韓国語&会話』(右文書院)など。コラムニストとして日韓の文化の違いについても論じている。

康熙奉(カン・ヒボン)
1954年東京生まれ。在日韓国人2世。韓国の歴史・大衆文化や日韓関係を描いた著書が多数。主な著書は『ヒボン式かんたんハングル』『韓流スターと兵役』『韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の歴史と人物』。

 

2020.05.08