ハングル表記をそのまま読むと、엔(エン)터(トー)테(テ)인(イン)먼(モン)트(トゥ)になります。
第6回「パッチム」
今回はパッチムについて取り上げます。パッチムは日本語にはまったくないので、苦手にする人が多いことでしょう。まずは、慣れることが肝心です。基本的なことを学んでいきましょう。
パッチムとは何か
日本語の発音上の特徴を考えてみましょう。
何よりも一番の特徴は、1つずつの文字の発音がかならず母音で終わるということです。
それをローマ字で表せば、わかりやすいと思います。たとえば、ひらがなを見ると「あ(A)」「か(KA)」「し(SI)」「て(TE)」「ほ(HO)」「み(MI)」など……すべて発音が母音で終わっています。
ハングルにも日本語と同じように、発音が母音で終わる文字がたくさんあります。そのように、母音で終わるハングルの発音は日本人も正確にこなせます。
もしハングルのすべての発音が母音で終われば、日本人も韓国人と同じようにハングルを正確に発音できるところでした。しかし、ハングルには「子音+母音+子音」というように、最後が子音で終わる発音があるのです。その最後の子音のことをパッチム(終声)と呼んでいます。
7つのパッチム
実際には今まで見てきた子音の中にパッチムになるものが数多いのですが、ここでは7つのパッチムを紹介しましょう。
パッチム 音 パッチムのない形 パッチムが付く形
1 ㄱ K 가(カ) → 각(KAK/カク)
2 ㄴ N 가(カ) → 간(KAN/カン)
3 ㄷ T 가(カ) → 갇(KAT/カッ)
4 ㄹ L 가(カ) → 갈(KAL/カル)
5 ㅁ M 가(カ) → 감(KAM/カム)
6 ㅂ P 가(カ) → 갑(KAP/カプ)
7 ㅇ NG 가(カ) → 강(KANG/カン)
パッチムに使える子音は合計で27個もあるのですが、それぞれ7つのパッチムのグループのどれかに属することになります。
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