「インタビュー」俳優パク・ソジュン、“ファンタジー映画が好きで、マンガの主人公になりたかったので実現して幸せだった”

Q.映画がとても敍事的で退屈かも知れないですが。
パク・ソジュン: 個人的には敍事に集中できる作品がもっと好きです。キャラクターをもっと深く研究することができるし、演技できる部分も多くなるからです。もちろんオカルトジャンルのみを期待される観客は少し残念であるかもしれません。でも敍事中心に見る観客は好きだと思います。何より僕は新しい挑戦をしたということに満足しています。

Q.新しい挑戦といえば悪役に対する欲もあったようですが。
パク・ソジュン: 悪役に対する欲はいつもあります。体が2つあったら挑戦するに値します。ウ・ドファンさんを見てそんな考えもすっかり消えました。僕の顔ではあんな雰囲気が出ません。ドファンさんはとてもシャープでセクシーな魅力があります。僕の顔では消化しきれません。ハハ。主人に会ったと思ってさっぱりあきらめました。

Q.キム・ジュファン監督にヨンフのキャラクターに対するアイディアをたくさん出したそうですが。

パク・ソジュン: アイディアと言えばとても高尚だと思います。ただ、シナリオを発展させる段階で「こんな状況はヨンフの感情ではこうだと思います」程度の意見だけ提示しました。アン・ソンギ先輩とビールを飲むシーンは撮影中に作られました。撮影前までは先輩とのコンビがどうか分かりませんでしたが、演技をしてみると暖かくて人間的な姿が表現されると思って監督と相談して追加することになりました。

Q.それでアン・ソンギとの対話で笑わせるシーンもたまに出ますね。
パク・ソジュン: もっと大きくリアクションしたくて口がむずむずしました。ハハ。でもヨンフは徹底的にリアクション担当です。僕まで笑わせようとすればキャラクターも崩れて内容がとんでもない方向に行ってしまいます。その程度の反応で良かったと思います。笑わせるのに欲があるのではないので(笑)。

Q.「使者」がオカルト的な要素よりファンタジーヒーロー物として評価されたことに対してはどう思いますか?
パク・ソジュン: 良し悪しはどんな映画でもあると思います。それでもオカルトとファンタジーの水位調節をうまくしたようで満足しています。僕は幼い頃からファンタジー映画が好きでした。誰でも一度はマンガの中の主人公になりたいという夢を見ないでしょうか。そんな主人公を僕がすることができたということだけでもとても幸せな時間でした。

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2019.07.31