俳優パク・ソジュンがオカルトヒーロー物「使者」で帰って来た。「使者」は、格闘技チャンピオンのヨンフが悪魔祓いのアン神父に出会って世の中を混乱に落とし入れた強力な悪に立ち向かうという物語を描いた作品だ。ヨンフを演じたパク・ソジュンには、これまでロマンス物で見せた柔らかいほほ笑みは捜すことができなかった。終始一貫して笑顔のない無愛想な姿だ。しかしパク・ソジュンは強い外見の奥深くに傷を秘めたキャラクターという新しい顔を描き出した。より成熟した演技力は見る人を劇に引き込み、高難度のアクションは強い緊張感と通快さをプレゼントした。この作品は自分自身に「新しい挑戦」だったというパク・ソジュンにソウル三清洞(サムチョンドン)のカフェで会った。
Q.キム・ジュファン監督と「青年警察」(2017)以来2度目の作品です。初めてシナリオをもらった時はどんな感じでしたか?
パク・ソジュン: ひとつの映画の中にオカルト、ヒーロー、アクションなど多くのジャンルが混じっていて複合的な姿をお見せすることができそうでした。キャラクターの感情に従って演技することができるという部分も魅力的に感じました。何よりヨンフは、監督が僕から引き出したい姿を思いながら作ってくれたキャラクターです。僕が持っていた喉の渇きを解消してくれる作品だと思いました。
Q.喉の渇きはジャンルに対するものですか、キャラクターに対するものですか?
パク・ソジュン: 一般大衆が見る僕は愉快で明るいイメージが強いです。僕も僕の姿がそのように映るということを知っています。いつもそんなキャラクターだけを引き受けたのではないですが、明るくて柔らかい姿が特に強調されたようです。それで今回は笑いを抜いて新しい演技をお見せしたかったです。真摯な雰囲気で僕が劇を主導していくという作品もしてみたかったです。
Q.キャラクター分析にもとても力を入れたようです。
パク・ソジュン: ヨンフという人物を最大限理解しようと努力しました。シナリオに出ていない20年という期間のヨンフは何を考えながら育ったのか。両親がいないという環境はどうだったのか。人に対する時はどんな心がまえや目つきだったのかなど悩みました。表現は下手で表情も多くなく、幼い頃の傷はそのまま残っているが現在は少し鈍くなって、アン神父(アン・ソンギ)に出会ってこれまで感じることができなかった父親のような愛を感じたようで、それならアン神父を見る目つきはだんだん暖かくなっただろうし(笑)。
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