「イベントレポ」SEVENTEENが全12公演のコンサートツアーを完走。超絶フォーメーションダンスに20万人が熱狂!

男性美あふれるセクシーな表情にどよめきに似た歓声が
まずは今年1月末に韓国でリリースされた 6枚目のミニアルバム「YOU MADE MY DAWN」からの楽曲で、このツアーで日本初披露となる「Good to Me」。手錠に繋がれているようなポイントダンスと、男性美あふれるセクシーな表情にどよめきに似た歓声が。続いてセンターステージに移動して「Crazy in Love」と「Rock」を。2曲とも前回のツアーではセットリスト入りしていなかっただけに、久しぶりの生パフォーマンスにCARAT(SEVENTEENのファンの名称)たちは大喜び。さらに驚いたのは「Crazy in Love」のエンディングポジションを通常とは微妙に変え、ほぼ移動なしで「Rock」の回転扉を作り上げる離れ業を見せたこと。360度観客に囲まれたセンターステージで普段は見られない回転扉パフォーマンスは圧巻のひと言。

日本初披露の新曲を盛り込んだユニットステージ
続いてはユニットステージへ。スクリーンにテレビモニターの映像が映し出されると、開いたスクリーンの中から登場したのはヒップホップチームの4人。スローバージョンにリミックスされた「Check-In」では、世界の都市の名前を挙げる部分を「Check in OSAKA city」に変えて。途中、花道からセンターステージにモデルのように歩いて移動すると「What’s Good」へ。サビでは横一列に並んでキュートなダンスを。ウォヌが先頭に縦一列になり、ミンギュ、バーノン、エスクプスが順番に横から顔を出すと、大歓声が巻き起こった。前回のツアーでは、ワル感満載でゴリゴリのヒップホップを披露したヒップホップチームだが、今回は一転して、やんちゃな少年たちに変身してギャップの魅力を見せる。確信犯的な演出に、まんまとハマってしまう。

赤と黒の衣装でメインステージにせりあがって登場したパフォーマンスチームは、「HIGHLIGHT」を日本語バージョンで。ジュンの甘いボーカルの出だしから、ホシ、ディノ、ディエイトのソロパートに続き、地上に降り立つとダンスブレイクへ。ホシとディエイト、ジュンとディノがそれぞれシンメトリーに絡み合うようなセクシーなパフォーマンス。屈んだジュンの背中にディノが背中を合わせて回転すると大歓声が。続いては、恋に落ちた気持ちを月を歩くように表現した「MOONWALKER」をセンターステージで。激しくもしなやかな動きと、指先からつま先まで余すところなく使っての表現力に感嘆の声があがった。「HIGHLIGHT」はギラギラと照らす太陽、「MOONWALKER」は青白く輝く月を表現しているとのことで、ライトも赤から蒼白に反転。対となる2つのパフォーマンスでひとつの物語を作り上げるとは、なんともロマンチック。

トリを飾るのはボーカルチーム、メインステージに白いライトが照らされ、その中には「Pinwheel」のメロディをグランドピアノで弾くウジの姿が。美しい旋律と透明感あふれるハーモニーが響き渡り、さらにウジが自分のパートの一部を日本語で歌うと、涙する観客も。ラストは5人が横並びになり、感情を込めて切ない表情を浮かべながら歌い上げた。2曲目は一転してポップなラブソング「Come to Me」。手招きをして身体をくねらせたり、軽やかに足を滑らせたりのパフォーマンスは、ボーカルチームの爽やかさかつスイートな雰囲気にぴったりで、会場を萌えの嵐に巻き込んだ。最後のサビではドギョムの「みんな一緒に」の掛け声で大合唱。切なさ、甘さ、異なる魅力の2曲で観客を大いに胸キュンさせたボーカルチームだった。

ユニットステージが終わると、ジョンハンとジョシュアが勢いよく花道を駆け抜けてメインステージへ。そこにはスタンドマイクを持ったエスクプス、ホシ、ウォヌ、ジュンが。一方、メインステージにはウジ、スングァン、ドヒョム、ディエイト、ディノ、ミンギュ、バーノンがせりあがり、疾走感あふれるロックナンバー「Run to You」へ。2手に別れてクールなステージを繰り広げるメンバーたちに、どちらを見たらいいのかと贅沢な悲鳴をあげる観客たち。

ブリッジVCRでは、涙するメンバーの表情がひとりずつ映し出され、そのたびに悲鳴が。次の曲は「Don’t Wanna Cry」。白いライトが降り注ぐ中メインステージにせり出した箱状の椅子に腰かけたメンバーたちは、しっとりとアコースティックバージョンで歌い上げた。ペンライトが光るのを止め、スクリーンはモノクロの映像となると、この時ばかりは観客も歓声をひそめて聞き入った。そのままの流れで「Without You」へ移ると、静かな歌い出しから次々とメンバーが立ち上がり、徐々にダンスへ移行。ディエイトが歩き出してセンターに立つと、そこから群舞へと流れる鳥肌モノの演出に大きなため息がもれた。続いてはシックなリズムに乗せて全員がめまぐるしくポジションを変えての「Fast Pace」。2017年夏に開催された「DIAMOND EDGE」コンサート以降、久しぶりに披露された初期の曲だけに、歓喜の声が巻き起こった。

ここで中間のトークタイム。それぞれのユニットステージについて、ウォヌは「Check in OSAKA city」としたのがポイント」と、ディノは「『HIGHLIGHT』は太陽、MOONWALKER』は月です」と説明。ボーカルチームはスングァンが「ウジさんのピアノと日本語の歌詞のところです。でも、僕が高音パートを歌った次にもりあがるから…」と悔しそうな顔を浮かべると、ウジが「じゃあ、スングァンが歌ってみて」と振り、スングァンも生歌を披露。すると「僕もやりたい」とドギョムも挑戦。なぜか、そこにホシまで加わって、いつの間にやらカラオケ大会状態に。続いては、SEVENTEENコンサート恒例のエネルギーチェック。バーノンが考えたという「たこ焼き、たこ焼き、焼き、焼き、たこ焼き~ すき焼き、焼き、焼き~… お好み焼き、焼き、焼き~ … そば焼き、焼き、焼き~… たまご焼き、焼き、焼き~…」という通称“焼き焼きソング”を観客とコール&レスポンスで歌い、大いに盛り上がった。(3ページに続く)

 

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2019.05.02