-それが今回の「青空へ」ということですね。
でも、おかげで、最初は「I Love Me」をタイトル曲にして作っていたんですけど、発売が冬に変わったので、バラードの季節に合わせて、私が作詞したバラード曲がタイトル曲になりました。前回、私がタイトル曲を作詞したとき、日本人が聴くなら、どういう感じがいいかな、これだと子供っぽいかなとか心配があって、負担もかかったので、今回タイトル曲だけは、専門的な作家さんに頼もうと思ったら、いきなり自分が作詞をした曲がタイトル曲になることになって、もう本当に緊張です(笑)。
-今回のアルバムの全体的なコンセプトというと?
コンセプトありというよりは、いままでやったことがないボーカル的な色を見せてみようと思って、強い系、カッコいい系、切ない系の曲にしました。いままではアコースティックな曲か、明るく可愛い系だったんですよね。今回それはちょっと外して、誰が聴いても大人っぽい感じで、強いメッセージがあるような、そういう曲をやってみたかったので、今回挑戦しました。
-リード曲「青空へ」は映画「Love Letter」にインスピレーションを受けて、作詞したということですが、手紙というキーワードで作っていったんでしょうか?
最初は、写真のようなイメージが頭の中に浮かんだんです。叫んでも叫んでも、届かないところにいる人にメッセージを送るという。届かないのは分かっているけど、叫ぶというか。映画の中で、有名な「お元気ですか~?」と叫ぶシーンは、どれだけ叫んでも相手に届かないじゃないですか。それが本当に切ないなぁと思って、そこから発想を広げていきました。心の中に感情のボトルがあって、それが集まって集まって、あふれたら涙になったり、笑顔になったりするんじゃないかなと思って、詞を作っていきました。
-PVは海を背景にしていますが、どうして海だったんでしょうか?
雪のイメージもあったんですけど、天気のタイミングとかで、雪がある場所がなかったので、ちょっと…(笑)。自然のある場所とイメージが必要だったので、海になったということですね。去年11月の終わり頃だったと思うんですが、韓国の海で撮影しました。(3ページに続く)
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