「インタビュー」「愚行録」妻夫木聡“ハ・ジョンウさんは兄のような存在…また一緒に演技をしたい”

Q.「ウォーターボーイズ」(監督:矢口史靖)は2001年作ですが、今と変わりはありませんね。一貫した童顔ですね。

妻夫木聡:童顔なので、39歳なのにある程度若い役を演じることができます。演技の幅を広く持てるという長所があります。その反面、40歳を過ぎた家庭持ちの人の役はイメージが僕と合わないだろうと関係者たちが思っているからなのか、なかなか演じたことがありません。そのため大人っぽい役が演じられるように、童顔のイメージに抵抗するために髭も伸ばしています(笑)。

Q.ハ・ジョンウさんとは10年前の映画「ボート」(監督キム・ヨンナム)で縁を結びました。もしまた共演するなら、やってみたいジャンルがありますか?

妻夫木聡:海外で心を開くことができる友人ができたのは、ハ・ジョンウさんが初めてでした。韓国人の友達兼兄のような存在だと思います。10年が過ぎたので、10年前にはなかった顔を見せたいし、ハ・ジョンウさんはまたどんな俳優に変わったのか、僕の目で見てみたいです。一緒に演技をしたら本当にお兄さんだと思うので、兄弟の役も良いのではないかと思います。「ボート」のようなバディムービー(友人同士や仕事のパートナーなど、二人組が主人公の映画)をもう一度やってみるのも面白いのではないかと思います。

Q.妻夫木さんの顔には相手を和ませる、子供のように無邪気な笑顔があります。将来、しわのある俳優になっても、その笑顔だけは変わらないと思います。ファンはその笑顔に癒されます。逆に妻夫木さんを癒す存在はいますか?

妻夫木聡:(笑)「癒される」と言ってくださる方々の存在が癒しですね。俳優という職業が好きでやり続けていますが、俳優という職業を続けていく意味について悩んだことはあまりありませんでした。ただ30代になって誰のためにするのか、また何のためにするのかと思った時、頭の中をよぎるのはやはり「僕を必要とする人々のために」ということでした。僕を必要とする人たちがいることは本当に幸せで嬉しいことです。そんな雰囲気をずっと受け続けるために、この仕事をしています。

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2019.01.14