「インタビュー」「愚行録」妻夫木聡“ハ・ジョンウさんは兄のような存在…また一緒に演技をしたい”

2019.01.14

写真=風鈴の音

 

映画「ウォーターボーイズ」から「ジョゼと虎と魚たち」「悪人」「東京家族」「黒衣の刺客」「怒り」まで煌めく作品にはいつも輝く妻夫木聡がいた。彼は子供のように無邪気な笑顔と涙で、観客のハートをぐっと掴んだ。そしていつからか自身の隠された横顔に当たり、新しい姿で観客を緊張させた。これもまた、心地のいい不慣れさだった。映画「愚行録:愚かな者の記録」では痛ましい殺人事件の真実を探る記者・田中役を演じた。今月17日に韓国で公開される予定であり、ソウル小公洞(ソゴンドン)ロッテホテルで妻夫木聡に会った。

Q.「愚行録」はベネチア国際映画祭をはじめ、海外有数の映画祭の公式招待作でしたが、当の日本では制限的上映で残念でしたね。

妻夫木聡:韓国で挽回できるだろうと思います。韓国の方々にたくさん見てもらいたい。この映画の真価が十分に評価されることができるところは韓国です(笑)。

Q.特にあなたを待っている韓国のファンにとっては嬉しい公開だと思います。

妻夫木聡:まず、僕の作品を韓国の観客のみなさんに披露することができて本当に嬉しいです。僕が考える韓国映画の長所は、繊細な心理描写です。そのような部分が際立つ作品がたくさんあります。そのため、この作品に描かれている繊細な部分を韓国の観客はわかってくれるだろうと期待しています。

Q.「愚行録」を選択するにあたって最も惹かれた点は何ですか?

妻夫木聡:決定的な理由は石川慶監督です。監督がヨーロッパで作り賞も得た短編映画を見ましたが、とても素晴らしかったです。それで必ず一緒に撮影してみたいと思っていました。従来の日本映画はほとんど、非常に熱い温度が感じられますが、監督が描いた映像は冷たく感じられました。そんな雰囲気が「愚行録」という作品にもよく合うと思いました。そして原作の小説もすごく面白いものでした。弱い人間の存在を体感できる作品でした。それで出演を決めました。

Q.原作の小説が映画化されるにあたり、一番変わった点を挙げるとすれば何ですか?

妻夫木聡:最も大きな違いは、映画では田中という人物が直接登場するということです。小説では、田中という人物の実体がほとんど現れません。原作はインタビュー形式なので、インタビュー対象の言葉、すなわち物語によってストーリーが展開されます。映画を見ている観客は、僕が画面に登場する瞬間に田中というキャラクターはこういう人か、という印象を受けると思います。キャラクターとして理解させなければならない役割なので、それを表現するのが簡単ではありませんでした。

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