地のままで演じられる気分
キャラクターの2つ目。
キム・シンは死神(イ・ドンウク)と同居することになり、気に入らない相手と常にもめている。
死神は死んでいく人を天国と地獄に振り分ける役目を負っているのだが……。
お互いに反目しあうキム・シンと死神。もめるときにキム・シンは自分の感情をありのままに出しきっている。
つまり、彼はウンタクを前にしたときとは別人のように死神の前で喜怒哀楽を存分に見せるのだ。
このときのコン・ユはとても楽しそうに演技している。まさに、地のままで演じられる気分なのだろう。
それは、見ている人にもよく伝わってきて、思わず心がほころんでくる。そういう瞬間が何度もあるから、ドラマを見ていても大いに癒やされるのだ。
キャラクターの3つ目。
王に裏切られて理不尽な宿命を背負ったまま900年間生きているキム・シン。その姿は苦悩そのものだ。そんなキム・シンに扮するのは、俳優として培ってきた演技の見せどころだ。
コン・ユとしても今までの俳優としての経験を十分に生かしている。
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