「インタビュー」「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」ソン・イェジン“ソ・ジソブとチョン・ヘインの違いは…”

Q.作品を選ぶ時の自分だけの基準などはありますか?

ソン・イェジン:映画「ラブストーリー」と「私の頭の中の消しゴム」は、作品が終わってからどうなるかを考えて選んだ作品ではありません。当時もらっていた幾つかのシナリオの中からベストな物を選んだんです。その年齢の時のみに見せられるものがあるってことは、後から振り返ってわかるものです。だから今、私が演技の技術や経験をもっとたくさん積んだからといって、その当時の作品を撮影することは出来ません。そういう意味で今回の「いま、会いにゆきます」は私にとって贈り物のような映画でした。シナリオが面白くて“やってみたい”という思いになったら勇気を出します。その後にどうなるかに対することより、気に入ったらとりあえずやってみる方です。そんな風に作品をやってきたので、年齢よりも成熟して見えると言われてきました。そのおかげで、今は(色んな役に挑戦できるので)より楽になった気がします。

Q.デビュー17年目ですが、女優としての悩みはありますか?

ソン・イェジン:時が経って、いろんな状況や人が理解できるようになりました。「こんなこともあるし、あんなこともあるんだ」という感じで。デビューしたての頃は演じることがすごく大変でしたが、今は余裕も生まれて、一喜一憂しなくなりました。でも人としてはいいけど、女優としては鈍くなってきているんじゃないかと心配になる瞬間もあります。「上手く演技をするために、私の人生ももっとドラマチックにならないといけないかな?」という悩みも生まれたりして。職業と自分を完全には分離することのできない生活をしているので、そんなことを考える時があります。このような悩みは繰り返されると思いますが、演技に対する情熱は冷めて欲しくありませんね。今まだよく維持していると思います。

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2018.07.04