-暴力的なシーン、アクションシーンなど重いシーンもある中、リュ・ジュンヨルさんが、マンソプやファン・テスルたちの前で、音痴だけど楽しそうに歌うシーンがほのぼのしていて印象的でした。
リュ・ジュンヨルさん演じるク・ジェシクは、バンドのドラム担当なのに、マンソプらに歌うよう促されて、歌ってみたら音痴だったというシーンですね。そういうキャラクター設定だったので、面白おかしいシーンになりましたが、実際リュ・ジュンヨルさんは音痴ではないですよ(笑)。とても歌が上手いですから。
-劇中に登場する光州市民は、ガソリンをおまけするエピソードなどもあり、良い人で勇敢な人が多いですが、どんな市民性があるんでしょうか?
今回、映画制作にあたり、いろんな資料を目にしたんですが、自分が思っていたよりも、当時の光州事件は凄惨で残酷なものでした。市民の姿は一部、映画の中で描かれているんですが、それ以外に感動的だったのが、市民運動があった10日間の間、1件も盗難事件が起こらなかったことです。光州市民をとてもよく表しているエピソードではないかと思いました。
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