「個別インタビュー」「風の色」クァク・ジェヨン監督、古川雄輝×藤井武美との撮影を振り返る!「藤井武美がソン・イェジンやチョン・ジヒョンのようになってくれたら」

Q.その古川雄輝さんですが、クァク監督から見るとどんな俳優さんですか?
最初に会ったときは、少年っぽい印象だったので、心配しました。でも、撮影に入ってみると、スリムなので、映画の中で長所がたくさんある俳優だなと思いました。すごくいろんなものをこなせるし、マジックの練習も本当に頑張ってくれて。もともと彼自身、マジックの才能があったみたいで、うまくやってくれたと思います。今回、古川君と出会えたのは幸運でした。

Q.古川さんといえば、「イタズラなKiss〜Love in Tokyo」でのツンデレ男子のイメージが強いので、今回のラブストーリーではどんな姿を見せてくれるのか、と楽しみにしているファンも多いようです。
見て、ガッカリすることはないと思います。演技もますます上達しているし、全く違うキャラクターを2つ演じているので、それもすごく面白いと思います。肉体的にも本当に苦労してくれたので、それが報われてほしいですね。

ⓒ「風の色」製作委員会

Q.今回の「風の色」は、“北海道ロケを敢行したラブストーリー”を作りたいと企画がスタートしたそうですが、監督から見た北海道の魅力は何でしょうか?
比較になるか分かりませんが、画家でいうと、ゴーギャンがタヒチに行って、自分が求めている色を探したように、監督にとってロケーションというものはそれに値するものだと思います。北海道は本当に景色が美しく、海もあるし、雪もあるし、流氷もほかでは見られないものです。それから、街の中を路面電車が走っていて、そういう路面電車を見ると、自分の子供の頃を思い出します。北海道って、列車に乗って旅をするというのが、まだ浪漫として残っているし、そういう醍醐味もあるんじゃないかなと思います。(5ページに続く)

2018.01.22