【全文】除隊した俳優イ・スンギ、「今年中にTVで復帰したい」

精神教育、制式訓練、射撃、各個戦闘など一つひとつ訓練を消化しながら適応したころ、訓練兵の最大の関心事は自隊配置でした。果たして僕はどの地域に行ってどのような補職として軍人の任務を遂行するだろうか。家の近くで服務する幸運が従うことをみんながそれぞれ信じる神に祈りました。

そんな期待の中に修了式が近づき、自隊配置となった場所は「特殊戦司令部」、いわゆる特戦司と呼ばれる場所でした。僕はその時、特戦司を初めて聞き、どんな業務をする部隊なのか全く知らなかったため、大きく慌てることはありませんでした。その部隊の一員になるために必ず修了しなければならない空輸訓練、そして他の訓練所では聞いたこともない訓練など非常に厳しいベールに包まれた部隊であることを知り、高所恐怖症のためできないと思って他の部隊へ再配置できる方法はないかと話をしてみましたが、軍隊は上命下服。さらにその上、公正にコンピュータシステムで配置された人事命令が変わるはずがないので、あふれんばかりの怖さを抱いて、特殊戦司令部参下の第13空輸特戦旅団で軍服務をすることになったのです。

しかし、人は未来を予想することはできません。部隊生活と訓練を通じて持っていた恐れを克服してそれを乗り越え、ある瞬間、強度高い訓練にわくわくしている僕自身を見ながら、今までの人生を振り返る契機になりました。どこでするかというよりは、誰と一緒にいるのかが、何をしているかより、どうやってするのかがもっと重要だということを体と心で学びました。(3ページに続く)

 

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2017.11.02