最も多くの票を集めたのは「嫉妬の化身」のイ・ファシン、それと僅差だったのが「ああ、私の幽霊さま」のカン・ソヌという結果に、「皆さんがどんな理由でそれぞれのキャラクターを選んだのか気になりますね」とチョ・ジョンソク自ら客席へ降りてファンへインタビューをすることに。何名かのファンと直接言葉を交わしながら客席をまわり、それぞれのファンの言葉に対し「僕が演じている時にこう表現したいと考えていたポイントを、皆さんが具体的に挙げてくださったので、不思議な気持ちになりました」と感想を伝えた。
次のステージではミュージカル「グリース」から「Mooning」を披露。歌う前には「この曲を歌うキャラクターはおしりを見せる達人なんですが、今日は最後の公演ということで僕も思いっきりお見せしたいと思い、ボタンのついていないズボンを履いてきました!」という意気込みを見せ、ファンの期待を大いに煽るチョ・ジョンソク。メロウなリズムの中にやんちゃさとセクシーさを共存させる歌唱力で魅せながら、おもむろにジャケットを脱ぎ捨て、ズボンの紐を緩めていく。そんな仕草に高まるファンから大きな歓声があがる中、客席に背を向けたチョ・ジョンソクがズボンに手をかけ、一瞬!ズボンをおしりの下まで下ろしたように見えるも、Tシャツの裾に隠れてその全貌は見えず。それでもこの瞬間、この日一番の悲鳴にも近い大歓声に会場が包まれたことは間違いない。
カジュアルなオーバーサイズシャツとデニム姿に衣装を変え、ドラマ「嫉妬の化身」OSTから「僕のもとへ」、そしてこのツアー最終日のために特別に準備したと話す映画「あの日、兄貴が灯した光」から「心配しないで、君」というバラード曲を披露。ミュージカルソングをパワフルに歌う時とはまた違う、優しい柔らかな歌声で作品世界に寄り添う感動を呼び起こした。
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