【コラム】“解散=終わり”ではない…「Wanna One」「I.O.I」再結成が映すK-POP市場の変化


■“期間限定”だったプロジェクトグループに変化

「Wanna One」は1年6か月の活動期間でアルバム5作・350万枚以上を売り上げ、約1000億ウォン(約100億円)規模の売上を記録。当時、「EXO」、「BTS(防弾少年団)」と並び、“エク・バン・ウォン”と呼ばれ、3世代を代表するボーイズグループとして人気を集めた。

「I.O.I」もわずか9か月間で『Dream Girls』『Whatta Man』『ソナギ』などを連続ヒットさせ、強い存在感を残した。

短い活動期間にもかかわらず圧倒的なインパクトを残した2組は、再結成後も依然として高い話題性を維持し、“プロジェクトグループIP”の強さを証明している。

現在のK-POP市場は、新人グループを成功させる難易度が急激に上がっている。そのため、すでにファンダムと知名度が確立された“検証済みIP”の価値はますます高まっている。

業界関係者は「今のK-POP市場は、アルバム販売だけでなく、公演、MD、ポップアップストア、OTTコンテンツなど収益構造が多様化した“IP長寿時代”に入った」と説明する。

さらに「以前は新グループを次々と作ることに集中していたが、今は“すでにストーリーとファンダムが完成しているIPをどれだけ長く活用できるか”が重要な競争力になっている」と分析した。

また、「新人アイドル1組をグローバル市場に定着させるには、数十億ウォン(数億円)から、多ければ数百億ウォン(数十億円)規模の投資が必要になるが、成功は保証されない時代」とし、「その点で『Wanna One』や『I.O.I』のように、すでにファンダムと話題性が証明されたグループは、再始動だけでも高い反応と収益性が期待できる“安定資産”だ」と語った。

こうした流れの中で、プロジェクトグループの運営方式自体にも変化が起きている。

以前は契約終了とともに自然に解散していたが、最近は活動延長、シーズン制運営、長期IP化まで視野に入れる流れになっている。

実際、「Kep1er」や「ZEROBASEONE」は契約終了後もメンバー再編を経て活動継続を選択。「I-LAND」から誕生した「ENHYPEN」と「izna」は、最初から7年専属契約を結び、事実上“正式グループ”として運営されている。

また、SBS「Universe League」から誕生した「AHOF」も、4年契約後の長期契約転換を議論中とされる。

業界関係者は「今やプロジェクトグループの終了は、“解散”というより“1つのシーズン終了”に近い」とし、「オーディション段階からIP寿命延長を設計する方向へ市場が変わっている」と説明した。

 

WOW!Korea提供

2026.05.16