続いてのゲームは、出てくる写真と同じポーズを取ればクリアというもの。椅子の背もたれ側を正面にしてまたいで座り、背もたれの上に片肘を乗せて手に顎を乗せているポーズや、ブロと一緒にしゃがみこんで座るポーズなどを披露してくれたが、中でも野球投手のポーズでは、一度ユニフォームに着替える時間があり、ファンをドキドキさせることも。客席に背を向けて上着を肩まで下ろしただけで悲鳴のような声が上り、ジョンヒョプがそのままちょっと振り向いてニコっと微笑むと会場は大興奮状態! ファンの興奮状態は続き、3つ目の「キュートチャレンジ(シナモロールチャレンジ)」では、ジョンヒョプがキュートな振付を頑張って踊ると、会場からは「かわいい!!」という声が飛びかい、あまりの可愛さにファンはキュン死寸前に! ゲームの最後は、ファンとテレパシーゲームをして、猫耳ポーズやチェリーピースなどをしてファンと一緒に楽しみながらすべてのゲームを成功させる。そしてプレゼントは、フィルムカメラで写真を撮ることにハマっているというジョンヒョプが撮影した写真に、サインをしたものを20名にプレゼントしてくれることになった。当選番号をジョンヒョプが日本語で読んでいくと、その度に客席から悲鳴のような声が。プレゼントは20名だけで終わらず、開場前にプレゼントを椅子に貼り付けたことが知らされる。一つはジョンヒョプが描いた絵のカードと、もう一つはひまわりの花のシールが貼られている席のファンに彼が愛用している香水にサインをしてプレゼントされた。
トロッコに乗って登場し、優しい歌声と可愛い仕草、柔らかな微笑み、そしてたくさんのプレゼントを準備してファンの心を満たしてくれたジョンヒョプだが、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、お別れの時間に。ファンから「いやだ―」と別れを惜しむ声が上り、ジョンヒョプも「僕もです…」と残念がる。イベントを振り返り、彼は「最初は果たしてこの大きな会場でこういった時間を皆さんと過ごしながら素敵な時間と思い出を作り、皆さんの心を満たすことができるかなということにとても疑問でした。でも逆に皆さんが素敵な思い出の時間を僕に残してくれました。僕はなにもしていなかったんですけど、時間があっという間に過ぎてしまい心残りです。本当にとても楽しかったです」と伝え、ステージを後にする。会場から沸き起こった拍手はアンコールを求める手拍子となり、しばらく手拍子が続くと、突然客席から悲鳴のような声が上り、トロッコに乗ったジョンヒョプが再登場!
サイン入りボールを一度に3、4個同時に客席に投げていき、客席後方にはキャノン砲を使ってボールを投げ込んでいく。汗を流しながら一生懸命ボールを投げ続けるジョンヒョプは、約10分かけて客席にボールをプレゼント。ステージに戻ると、彼の真心に心を打たれたファンの大きな拍手が会場を包み込んだ。彼は「時間が過ぎるのはあっという間ですよね。すごく長い間待っていたのですが、こんなに時間があっという間に過ぎるとは思っていませんでした」と話し、「僕はあまり日本語が上手にしゃべれなくて…」と、胸元からスマホを取り出す。そして、スマホを見ながら「忘れられない時間、そして思い出を作ってくださって本当にありがとうございます。いまの時間を絶対、一生忘れません。みなさんのおかげで僕は本当にとても幸せでした」と日本語で伝える。ファンからも「ナド(私も)!」という声が上り、客席は大きな拍手で満たされた。
そして、最後はNerd Connectionの 「If I have you only」を披露。ステージをゆっくり歩き客席を眺めながら、「♪このまま僕のそばにいなければなりません 僕から離れてはなりません 世の中のすべてを失っても構わない 君さえいれば」と優しい歌声を届ける。曲の後半では涙があふれて歌えなくなり、しゃがみこんでしまう場面もあった。ファンから「サランへー(愛してる)」と声援と手拍子が送られると、「みなさん、ありがとうございます」と涙を拭う。涙をこらえるのに必死で、その場を歩き回りながら、彼は「忘れられない…思い出を…くださり、ありがとうございます」と頑張って声にすると、大きな拍手が送られた。続けて、「僕はもともと泣き虫じゃないんですけど、誰かが言っていたことがありました。ステージに上がると観客の表情も見えないし、一人だけの時間だから緊張するなと。でもその人は“ウソツキ(日本語で)”ですね。一人一人全員を見ることはできませんでしたが、こうしてたくさんの方々の気持ちが伝わってきました。なので、このような感情がこみ上げたのだと思います」と話し、日本語で「この瞬間を絶対、一生忘れません」と感謝の気持ちを伝えた。
「ファンの皆さんにたくさんのことを差し上げたい」という言葉通り、最後は客席に降りて、さらにファンと急接近! 客席後方の隅々まで歩いて行き、ファンを大いに喜ばせた。
ステージに戻り、ファンと思い出を残すために一緒に写真撮影をすると、ここでファンから「君は私のBEST 私は君のCHAEst」というスローガンを掲げるサプライズも行われ、ジョンヒョプを感動させることも。そして、「いつも健康で皆さんがいつも幸せでいてくれたらうれしいです。僕も幸せです。今までチェ・ジョンヒョプでした」と日本語であいさつし、満面の笑みを浮かべる。 最後は、客席に手を振りながらステージを端から端まで歩き、途中で立ち止まると、「愛してるぜ」と決め台詞で会場を沸かせ、ステージ袖で振り返ってから「アンニョン(バイバイ)」と言って笑顔でステージを後にした。
取材:Korepo(KOREAREPORT.INC)