開演前の場内は、チェ・ジョンヒョプに会えるというファンのドキドキ感が充満。ファンが今か今かと待ちわびる中、突然「みなさん、僕が来ました」とジョンヒョプの声だけが聞こえると、驚きと歓声が沸き起こった。そして、「ちょっと待ってください」という聞き覚えのある言葉に、「Eye Love You」ファンの胸は高鳴るばかり。
場内が暗転し、オープニング映像が流れると、優しい笑顔の写真が次々と映し出され、その表情を見つめるファンの頬も緩む。そして、「みなさーん！」という声が場内に響くと、雲のオブジェが飾られたトロッコに乗ったジョンヒョプが客席に登場！ ジョンヒョプが太陽のような眩しい笑顔を見せると、ファンも太陽に向かって咲くヒマワリのように笑顔で彼の名前を呼び続ける。彼がハートを作ったり、恥ずかしそうにウィンクをしたりすると、波を打つかのように会場から歓声が沸き上がった。ぎっしりと埋まった客席をゆっくりと回ってステージに到着すると、彼が好きなヒマワリの花を持ってステージ中央へ。一度場内が暗くなり、柔らかく温かみのあるサウンドが響くと、krrの「Saryeoni」を披露。大型ビジョンに広がるヒマワリをバックに、微笑みながら優しい歌声を届けると大きな拍手に包まれた。
歌い終わり、「はぁ」と息を吐いて緊張している様子のジョンヒョプ。「こんにちは、みなさん。チェ・ジョンヒョプです。きょうはよろしくお願いします」とにっこり微笑み、「元気ですか？」とファンに日本語で投げかけると「ネー（はい）！」という反応に「僕もです」と答える。「ものすごく緊張していて、わくわくしています。今はなにも考えることができません」と緊張気味の彼だったが、トロッコで登場したことを司会者に聞かれると、彼は「ファンの皆さんとより近くでお会いすることができて良かったです」とうれしそう。司会者が「盛り上がっていきましょう！」と気合を入れると、ジョンヒョプも日本語で「はーい！」と明るく返事をし、その無邪気な姿と可愛い日本語に場内からは「かわいい…」というため息にも似た声が漏れていた。
「First Love」というイベントタイトルの意味を聞かれると、「皆さんもご存知の通り、僕にとって初めてのファンミーティングですし、初恋は忘れられないと言われていますよね。今、この気持ちと皆さんとの出会いを初恋の出会いという感じで忘れたくないのでこのタイトルに決めました」と説明。また、ファンネームが決まったことについて、彼は「ファンネームはCHAEｓｔです。僕の苗字がチェなので、そこにチェ・ジョンヒョプとファンの皆さんはお互いにとっての、最初の存在であるFirstを合わせました。」と明かした。
「チェ・ジョンヒョプをロック解除」というタイトルで始まった、ファンからの質問に答えるトークコーナーでは、「きょうのTMI」について聞かれ、東京に着いてから「Eye Love You」で共演した二階堂ふみ、鳴海唯、清水尋也に会って夕飯を食べたことを明かし、ドラマファンを喜ばせる。初めて覚えた日本語や好きな日本語を聞かれると、ジョンヒョプは「初めて覚えた日本語は、『おはようございまーす。僕はチェ・ジョンヒョプです。よろしくお願いしまーす』です。好きな単語というより、一番使った言葉は『全然だいじょうぶ』でした」と答え、最近覚えた言葉もあると言って披露してくれることに。少し間を置いてから、「愛してるぜ」と言うとファンもメロメロ。恥ずかしそうにしながら、彼は「TMI で話した通り食事をしたときに、彼らに聞いてみたんです。もう少し男らしい言葉が何なのかと。そしたら、小野田先輩（清水尋也）が教えてくれました。そしたら、侑里（二階堂ふみ）さんも仁科（鳴海唯）さんも良いんじゃない？ ファンミーティングで使ってみてと言われました」と話し、ドラマファンの心をくすぐる。続いて、タイムトラベルができたら過去と未来のどちらに行きたいかを聞かれると、「いまこの瞬間が良い」と答え、ファンを喜ばせた。
「CHAEst SCENE」というコーナーでは、これまでの出演作から名場面を見ていく時間が設けられた。テレビドラマデビュー作である「ストーブリーグ」（2019 SBS）では、弱小球団の投手、ユ・ミンホ役を演じたジョンヒョプ。役作りについて、彼は「テレビデビュー作であり、野球選手なので、フォームから始まり、たくさんのことを練習しなければなりませんでした」と話し、野球ができなくなる恐怖心を吐露し涙を流すシーンについて、「僕にとってデビュー作だったので、未熟な部分が多く、うまくできなかったシーンなんです。なので、泣くシーンについてプレッシャーもかかるようになったので、（今見ると）すごく恥ずかしく感じます」と当時を振り返った。そのほか、ドラマ「君へ向かう速度493km」（2022 KBS2）や「無人島のディーバ」（2023 tvN）などの名場面が紹介されていき、最後に「Eye Love You」の話題へ。人気を実感しているかと聞かれると、彼は「ドラマを撮っている時は実感しませんでしたが、放送されてから実感し始めました。その作品のおかげで皆さんにこうしてお会いすることができたので、とてもうれしいですし、ありがたい作品だと思います。この作品を通してみなさんにたくさんのことを差し上げたいと思いました」と伝え、会場から大きな拍手が送られた
トークコーナーを終えると、イベントの後半はさまざまなゲームに挑戦する「FIRST CHALLENGE LOVE」の時間へ。「LOVE」の4つのアルファベットに隠されているミッションをすべて成功できれば、ジョンヒョプからファンにとあるプレゼントが贈られるという。 一つ目のゲームは、3つのチャレンジを100秒間で成功させる「100秒チャレンジ」。司会者に「準備はOK？」と聞かれ、「はーい！」と気合を入れると、一つ目の「愛犬ブロの絵を日本語で1から10 まで数えながら描く」というミッションに挑戦。「いーち、にー、さん、よん、ごー、ろくー、ろくー…」と数えながら絵を描いていく中、なかなか次の数字の「なな」を言わずに絵を描くことに集中。やっと「ななー」と数字を言ったかと思うと、「はちー、はちー」とそこでまた数えるのをやめてしまう。しかし、絵を描くのが苦手と言いながらも、しっかりと犬の形に仕上げて、最後は口早に「9、10、11、12、13」と言って次のミッションへ向かう。2つ目は「バドミントンの羽根を落とさずに7回リフティング」。これは花道の中間で行うため、花道を走っていく姿に会場の声援も大きくなる。ドラマ「君へ向かう速度493km」でバドミントン選手役をしていたこともあり、難なくクリア。そして、花道のさらに先にあるステージに置いてあるペットボトルに向かって颯爽と走っていき、3つ目のボトルフリップに挑戦。「残り20秒」と自分で時間を確認しながらペットボトルを数回投げていくと、4回目で成功！ 「イエーイ」と喜ぶ姿に、会場も大盛り上がり。
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