口コミでヒットを続けている映画「遠足」(監督:キム・ヨンギュン)が、第44回ハワイ国際映画祭2024スプリングショーケース(2024 Spring Showcase)に招待された。韓国の観客を魅了したのに続き、国際映画祭で海外の観客に披露されることになったのだ。
映画「遠足」が招待されたハワイ国際映画祭は北米を代表する映画祭のひとつで、大衆性と作品性を兼ね備えた作品を選定して高い信頼を受けている。秋に行われる本映画祭に先立ち3月21日から28日まで開かれるスプリングショーケースは、アジア、太平洋、北米を合わせて約20編の新作を披露する。2023年には「梟—フクロウ—」や「極限境界線-救出までの18日間-」などの韓国映画が上映された。
「遠足」のハワイ国際映画祭スプリングショーケース上映は、3月23日と24日にコンソリデーテッド・シアターズ・カハラ(Consolidated Theaters Kahala)で行われる予定だ。ハワイ国際映画祭プログラムディレクターのアンナ・ペイジは「遠足」について「友情、家族、そして尊厳死についての温かい話で、全世代に深い感銘を与え、韓国映画の新しいマイルストーンを提示した。あらゆる年齢層の観客に感動を与えるだろう」と絶賛を惜しまなかった。
「遠足」は、親友であり姻戚関係の2人が、60年ぶりに故郷南海を共に旅し、16歳当時の思い出と再び向き合うことになる話だ。老年層の観客には自分の話、若い世代にはこれから自分にやってくる未来という共感と話題を投げかける。人生を共に生きるパートナーと家族、友情、終活、尊厳死など、老年の生活を現実的に扱ったという評価を受けている。2人の主人公たちのやりとりと果敢な選択は、自由を求めて旅立つ2人の女性のロードムービーであり“女性の友情映画”の代名詞として映画史の傑作に数えられる「テルマ&ルイーズ」を思い出させ、世界の人々の共感を得ると期待されている。
全世代の観客たちの共感を呼び、口コミに支えられたロングランを続けている「遠足」は、韓国の映画館で絶賛上映中だ。
WOW!Korea提供