「あなたたちだって責任はないのか」…故イ・ソンギュンさん死亡の責任論に警察庁職員の発言が物議

27日に亡くなった俳優、故イ・ソンギュンさんに向けた警察庁職員の発言が話題だ。

警察庁に所属しているA氏は28日、職場のコミュニティーに「被疑者イ・ソンギュンさんの死に同情はしない」というタイトルの書き込みを掲載した。このコミュニティーには警察に所属していなければ書き込むことができない。

該当文でA氏は「警察は麻薬被疑者である風俗店女性室長の信ぴょう性ある陳述により、故イ・ソンギュンさんを捜査した。被疑者だと断定したこともなく、検察送致もしていない。陳述や証拠によって捜査対象と見立てて捜査するのはイ・ソンギュンさんのような有名人だけではなく、誰に対してもそのようにするものだ」と主張した。

「国家的次元で麻薬と戦っている今、少しでも疑いがあれば捜査対象者とみて厳正に対応しなければならない。それが単にイ・ソンギュンさんだっただけ」と付け加えた。


また、A氏は「警察が捜査情報をメディアに流した」という疑惑について、「陳述を聞いてみようと呼んだ被疑者身分の人物がやってくる前に、まだ立件の手続きもしていない状況なのに捜査内容が外部に流れればいろんなところから圧力が入ってくるので、流したくても流せない」と反論した。

「“イさんが麻薬容疑を受けている”レベルの状態で“イさんが薬物をした”と確定したのは警察なのか、マスコミなのか、“あなたたち”なのか。情報公開請求という制度まで作って、誰よりもすべてを知りたがったのは“あなたたち”ではなかったか」と強調した。

それだけでなくA氏は「麻薬投薬の可否を明らかにするための精密捜査で陰性反応が出たという記事が報道された時、“あなたたち”は何と言ったか。『イさんは麻薬をしてなかったのか。でも既婚者がこんな店に通うのはちょっと』と言わなかったか?そういうイメージを作ったのは誰か」とし「警察とマスコミの両方に責任がある。責任逃れはできない。でも“あなたたち”にだって責任はないのか」と問うた。

さらに「イ・ソンギュンさんのことはとても残念だ。こんなことで死ぬこともないと思う。正々堂々と最後まで耐えるべきだった。故人の冥福は祈る。でも同情はしない」と終えた。

WOW!Korea提供

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2023.12.30