イ・スンギがMCを務めるJTBCの人気シリーズであるリブートオーディション番組「シングアゲイン」の第3弾となる「シングアゲイン3」がスタート。2年ぶりに帰ってきたとあって、待ちわびていた視聴者も多く、これまでのシーズンと同様、話題を集めている。
視聴率でみても、初回(10月26日放送)は4.8%だったが、第2話(11月2日放送)6.7%、第3話(11月9日放送)7.3%(ニールセンコリア調べ、全国基準)といった具合に右肩上がりに推移。この第3話まで1次ラウンドの模様が公開され、どんな隠れた実力者がいるのか、ということをしっかり見せた。
今までのシーズンとの違い、ということでいえば、放送曜日が月曜から木曜に変わったこと。また、審査員のラインナップが大きく変わったことが挙げられる。審査員長は盗作騒動で降板したユ・ヒヨルから、ユン・ジョンシンに交代。また、背任騒動で降板したイ・ソニに代わりペク・チヨン、ユン・ドヒョンに代わりイム・ジェボムが加入。これでシニア審査員はシーズン1から出演しているのが作詞家キム・イナただ一人となり、顔ぶれがガラリと変わった。
一方、ジュニア審査員はキュヒョン(SUPER JUNIOR)、ソンミ(元Wonder Girls)、イ・ヘリ(DAVICHI)が続投で、そのまま変わらず。唯一、軍入隊によりシーズン2の途中で番組を離れたMINO(WINNER)の代わりに、今シーズンからはCODE KUNSTが加入。CODE KUNSTは「SHOW ME THE MONEY」(Mnet)シリーズでお馴染みのプロデューサーであり、MINOと親交があることでもよく知られている。
審査員たちの関係性でいうと、ユン・ジョンシンとキュヒョンは「ラジオスター」(MBC)以来、3年ぶりの共演。ユン・ジョンシンとペク・チヨンは「スーパースターK7」以来、8年ぶりに一緒に審査を務めることになった。ちなみに「スーパースターK7」の優勝者は昨年、女優コン・ヒョジンと結婚したケビン・オだった。
このように審査員の顔ぶれは半分変わったが、審査員たちの評価コメントはこれまでもそうだったように合格、不合格に関わらず、愛のある賛辞、アドバイスで参加者たちを応援しようとする気持ちが全面に出ているものばかりで、“優しいオーディション”は健在。この番組が最後のチャンスとばかりに切実な想いを持って臨む参加者たちの事情も重なり、初回放送から感動のシーンが続々と登場したのは言うまでもなく、「シングアゲイン」の骨格は何一つ変わっていない。
さて、気になるのは参加者のラインナップ。今シーズンは全77組が本選に進出したが、1次ラウンドを通過できたのは43組。すでに34組が脱落した。その中にはアイドル出身者も多く、「T-ARA」出身のイ・アルム、「BOYS PLANET」(Mnet)を途中降板した「UP10TION」出身のファニ、「LOVELYZ」出身のイ・スジョン、「APRIL」出身のキム・チェウォンらが1次ラウンドで脱落となった。
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