“薬物使用?”俳優イ・ソンギュン、麻薬内偵疑惑から脅迫されてお金まで…“ユ・アイン”と違う点に注目

ただ彼が、麻薬供給元から脅迫され大金をだまし取られたという趣旨の主張まで登場し、話はさらに大きくなる見込みである。

警察関係者はこれについて、「麻薬供給元に金をだまし取られたのではなく、事件関係者から脅迫されて3億5000万ウォン(約3500万円)程度の金額を渡した」とし、「これはイ・ソンギュン側が警察に提出した告訴状に含まれている内容」と伝えた。

なおイ・ソンギュンの法律代理人を務める弁護士は、韓国メディアの取材に「まだ事実関係がすべて確認されておらず、捜査機関から容疑に関する連絡や呼びかけを別途受けてもいないため、経緯把握が簡単ではない」とし、「捜査機関からの呼びかけを受けて、調査など最小限の手続きが進行されてこそ、具体的な事実関係の把握、疑惑に関する虚偽事実の拡散などに対する対応などを話すことができるはず」と語った。


イ・ソンギュンの事例は、先立って麻薬スキャンダルで非拘束起訴された俳優ユ・アインの事態の時より、疑惑を釈明していく過程がより簡単ではないことが予想される。ユ・アインの場合、警察が内偵を終えた後、犯罪の疑いをある程度確保して正式捜査に取りかかった。ユ・アインがアメリカから入国するやいなや、正式に立件され疑惑が知られたはずで、それなりの具体的な嫌疑点があった。だがイ・ソンギュンは言葉通り“内偵”段階だ。警察も関係者の陳述で情報を入手しただけに、実際イ・ソンギュンが江南の遊興施設に出入りしていたのか、該当の店に出入りしていたとして、その場所で麻薬容疑に関連した行為や状況があったことは事実なのかなどを、確認していかなければならない。大抵ある程度捜査が進行中の状況で疑惑が明らかになるが、今回の場合は任意で秘密裏に調査中の初期段階で内容がオープンされてしまった。イ・ソンギュン本人と所属事務所測も、報道でひと足遅れて疑惑を知った可能性が高い。

なお今回の疑惑で公開を控えていたり、撮影中のイ・ソンギュンの次回作は非常事態に陥った。すでに撮影を終え、ことし5月の「カンヌ国際映画祭」で公開された映画「脱出: PROJECT SILENCE」と、俳優チョ・ジョンソクと共演した「幸せの国」などがそうだ。さらには初撮影を控えていた新ドラマ「ノーウェイアウト」まで、赤信号が灯った。特に、「ノーウェイアウト」は現在まで計3回の撮影を終え、今後イ・ソンギュンの初撮影を控えていた。作品の撮影にそのまま臨みにくい実情にはなったが、今すぐ別の俳優を探すことは、しにくい状況だ。それ以外にも論議中だったすべての新しい作品に打撃を与えるものと思われる。ただ、今回の疑惑がまだ正式捜査に取り掛かる前であるため、業界は今後の進行される過程を綿密に見守り、感触をみていこうという方針のようだ。

仁川警察庁は、これに関連し23日に今回の事件の一部捜査状況を公開する予定である。

一方、イ・ソンギュンは2001年にMBCシチュエーション・コメディー「恋人」でデビューした。ドラマ「パスタ〜恋が出来るまで〜」「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」、映画「火車 HELPLESS」「最後まで行く」など数多くの作品に出演したトップスターだ。ことし9月には映画「睡眠」が公開された。

 

WOW!Korea提供

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2023.10.20