その後も故イ・ジハンさんの母親は、「お母さんが作ったワカメスープ、これからはどうする? どうしたらおまえに伝えられるんだい? ワカメスープを持って、おまえを訪ねていけたら良いのに」とし、「ジハン、でもおまえの誕生日を覚えていらっしゃる方々が、本当に多いよ。ジハン、おまえの誕生日を覚えていて、午前0時に合わせておまえのSNSで歌を歌ってくれた方々がいらっしゃる。おまえも見ているかい、ジハン? 息子よ、それでも世間は本当に温かいと思う」とつけ加えた。
最後に、「私の息子、ジハン。お母さんもこの世に未練はない。早くおまえの側に行くことが、私の人生の最後の願いだ」とし、「もう1つの願いがあるとすれば、去年の10月28日に戻ることだ。そのようになるのなら、私の命が必要なら喜んであげるつもりだよ、息子。ジハン。早くおまえのところに行くからね。本当に会いたいね。長く待たないようにするよ。会いたい、ジハン」と言葉を結んだ。
故イ・ジハンさんは、昨年10月29日にソウル梨泰院一帯で起こった圧死事故で、享年25歳の若さでこの世を去った。所属事務所935エンターテイメントは、「大事な家族であるイ・ジハンさんが空の星になり、私たちのそばから去った」とし、「遺族の方々とイ・ジハンさんを愛して大切にし、一緒に悲しんでくれるすべての方々に、心から慰労の言葉を伝える」と、哀悼した。
何より、イ・ジハンさんは当時MBCドラマ「コクドゥの季節」を撮影中だったという状況に、残念さを加えた。ことし3月に放送終了した同ドラマ側は、最終回で故イ・ジハンさんの姿を公開し、「『コクドゥの季節』の俳優とスタッフは、俳優イ・ジハンさんを覚えています」と追慕した。
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