“ソウル梨泰院雑踏事故”で亡くなった俳優のイ・ジハンさんが、トングク(東国)大学を名誉卒業した中、彼の母親が切ない心境を伝えた。
最近、イ・ジハンさんの母親は、イ・ジハンさんのInstagramにこのことを知らせて、長文の心境文を公開した。
母親は「8月22日にジハンの名誉卒業式があった」と、家族と一緒に遺影を持って学校を訪ねたと話した。 続いて「講堂の中に入ったら、卒業生の皆さんが明るい姿でご両親と花束を持っていた。 その姿が私たちにはとても羨ましかった。 私たち3人は入る瞬間から涙が流れた」と、沈痛な心を伝えた。
「名誉卒業証書をもらいに行くのは、無駄ではないかという気もした」という母親は、「人生があまりにもむなしくて、全てに意味がなく、胸に火の玉が入っているように息をするのが苦しいのに、主人公のいない卒業証書に、どんな意味があるのかというもどかしい思いで、私たち家族は胸の中に大きな穴を一つ持って生きているようだった」と、苦しい心を話した。
1998年生まれのイ・ジハンさんは、2017年にMnetの「PRODUCE101 シーズン2」に出演して顔を知らせ、ウェブドラマ「今日もナムヒョンな1日」などに出演した。 そうして事故当時、地上波デビュー作MBCドラマ「コクドゥの季節」の撮影中だったが、2022年10月ソウル・イテウォン(梨泰院)で起こった“ソウル梨泰院雑踏事故”に巻き込まれ、享年25歳の年齢で世を去った。