歌手兼女優のスジ(元Miss A)に向けた常識外の悪質コメントが長い戦いの末、8年ぶりに法的判断を受けることになった。
27日、法曹界によると最高裁は侮辱容疑を受けている40代のA氏に対して罰金50万ウォン(約5万4千円)を言い渡した原審の判断を確定した。
A氏は2015年にインターネットポータルサイトのニュースのコメント欄に悪意的なコメントを付け、スジを侮辱した疑いを受けている。最高裁は昨年、「被害者の既存のイメージと反対のイメージを暗示しながら、被害者を性的対象化する方法で卑下したもの」と無罪を宣告した原審の判断を破棄差し戻したことがある。
同日、4回目の裁判である破棄差し戻し審で罰金50万ウォンが言い渡され、8年の長い時間続いてきたスジの法的争いがついに終わることになった。これまで表現の自由を装った悪質的なコメントで多くの芸能人たちが苦しめられてきたが、スジの裁判結果が覆されたように、処罰はあいまいで容易でない領域とみなされた。それだけでなく、マスコミ報道と共に悪質コメントもまたそのまま再び話題となり、2次加害に対する懸念も出てきた。
これに対してついに悪質なネットユーザーを処罰することに成功したスジに対して応援と共により強力な厳罰を要求する声も高い。最近、悪質なコメントを含め、芸能人たちを苦しめる無分別なデマ量産やサイバーレッカー(オンラインで話題が生じるたびに素早く寄せ集めた映像を作り、再生回数を上げる炎上YouTuber)などに対して、より強力な処罰が必要だという社会的雰囲気が形成されている。
最近、グループ「IVE」の所属事務所STARSHIPエンターテインメントは、有名なサイバーレッカーである「脱オタク収容所」を直々に名指しし、強力な法的対応に乗り出し話題を集めた。アメリカの裁判所から情報提供命令を受け取った後、このYouTuberに対する身元情報を把握し、民事・刑事上の措置を取っていると明らかにした。
このチャンネルは特に「IVE」のチャン・ウォニョンなどに対する悪意的な映像を多数生産したという。これまで一部の芸能人たちの場合、直々にこのチャンネルを狙撃したり、対応を宣布したりもしたが、STARSHIPが異例的に強力な全面戦に乗り出した。これに多くのスターたちを苦痛に陥れた悪質なコメントとデマの蛮行を処罰する道が開かれるものと見通され、彼女たちの歩みを応援する声が高い。
WOW!Korea提供