10話では、パク・サンドとキム・ソンデについて行ったノ・サンチョンが警察庁に登場してみなを驚愕させた。この時、ドハンとサンチョンの間には周囲の空気が凍り付いたような緊張感があった。
ドハンは中国人であるふりをするサンチョンを見て確信に満ちたトーンで「お前がノ・サンチョンだろう」と押し切った。パスポートと出入国記録などをすべて確認するとノ・サンチョンであり、それでもドハンはサンチョンが身分を偽装していると警戒した。チャン・グンソクは事件の核心人物を目の前にした複雑で微妙なク・ドハンの心理を緩急を調節する老練な演技で完成させた。
10話の最後、ドハンはサンチョンに韓国に戻ってきた本当の理由を尋ね、復讐のためだという言葉と自分と取引をしようという提案に疑問を抱き、次の放送に対する関心を高めた。こうしてチャン・グンソクは事件を掘り出す過程で、絡み合った人物の間で起こる心理的な変化を見事に描写した。キャラクターと混演一体となった姿でストーリーに危機感を吹き込むと共にに劇的な楽しさを加えている「餌<ミッキ>」パート2の今後の展開に注目が集められている。