「取材レポ」n.SSign(エヌサイン)、正式デビュー前初の5大都市ツアーを大盛況のうちに終了 「いつか東京ドームで会いましょう!」


ライブの後半では、さらに熱く、勢いも加速していく。カズタのソロステージでは、「青春スター」当時の審査員をも虜にした2PMの「My Home」を披露し、魅惑的な表情とクール&セクシーなダンスでファンの心を奪う。BTS(防弾少年団)の「DNA」、n.SSignオリジナル曲「Need U」、「Onegai Muscle」、n.SSignのプレデビューミニアルバムのタイトル曲「Salty」と畳みかけ、明るく爽やかな魅力を見せつけた。
本編ラストは、BIGBANGの「Bang Bang Bang」。ほぼ休みなくパフォーマンスしてきたにも関わらず、ワイルド&エネルギッシュに歌い上げる7人。「Let the bass drum go!」と歌い終わって、「バイバイ」とステージを後にするも、また音楽が流れてステージに舞い戻りパフォーマンス。ほとばしるような熱気を乗せた力強いステージに、ファンもノリノリ。メンバーがステージを去って、また戻ってを繰り返すと、最後はファンのアンコールを受けて再登場。アンコールではn.SSignオリジナル曲「Woo Woo(Original Ver)」をキュートに披露。続く、ゆずの「いちご」を溌剌と楽しそうにパフォーマンスした。


カズタが「楽しかったですか!」とファンに投げかけ、「Yeah!」とテンション高い声が客席から返ってくると、「僕たちも楽しかったです」と噛み締めるカズタ。そして、ひとりひとりの感想へ。
「今日に限って、僕もそうですけど、メンバーみんな緊張していました。初めて公演をしたのが東京なので、その時の思い出も蘇るし、今日もたくさん来てくださって、緊張もしましたが、今日もとても楽しく過ごせたので気分が良いです。ありがとうございました」(ヒウォン)
「今日の公演は一番満足した公演でした。ただ、一つだけ惜しいのは、このスモークのせいで皆さんの顔が見えにくかったこと。でも、本当に最高の公演でした」(ハンジュン)
「僕もハンジュンの言葉に同意するのですが、僕たちは炎で熱く燃え上がりました。嘘偽り無く、メンバーの隣に行くと『(日本語で)熱い』でう(笑)。(ソンユン)

「初のZeppツアーを単独で公演しました。回数を重ねていくうちに、僕たちの息も合っていき、皆さんとも呼吸が合っているようで楽しくて、日が過ぎるほど明日がラストということが悲しいです」(ヒョン)
「僕もヒョンさんが言ったことに共感するのですが、Zeppツアーしながら良かったことは、ファンの皆さんと一緒に笑って泣いて踊って歌えたことが本当に嬉しかったです。実際これが最後ではないですよね。一緒にこれからも一緒ですよね。(日本語で)大好き、愛してる」(ドハ)
「さっき特典会でファンの皆さんに会ったとき、泣いていた方がいました。最後ではないので、泣かないで笑いながら今日はお別れをして、また次に戻ってきたときは笑顔で会えればと思います」(ジュニョク)
「これが最後ではないですから。まだプレデビューしかしていません。コンサートはZeppツアーだけでなく、他の準備もたくさんしているので楽しみにしていてください。Zeppツアーをさせていただけているのは、ファンの皆さんのおかげだと思っています。『青春スター』が終わってから月日が経ちましたね。またこうやって東京に帰って来ることができて幸せですし、いつか東京ドームのような大きなステージでまた皆さんに会えたらいいなと思っています。それまでみなさん、ついてきてくれますか? ありがとうございました」(カズタ)

最後にファンに準備したプレゼントとして、新曲の「Monologue」を披露。ドハのエモーショナルなハイトーンボイスから始まるこの曲は、大人な雰囲気漂う落ち着いたスローナンバー。力強く甘い歌声にファンもうっとり聞き入っていた。
歌い終わると、ステージを端から端まで移動しながらファンとあいさつし、名残惜しそうに手を振ったりハートを贈ったりして、「大好き、愛してる」と告げるメンバーたち。「泣かずに笑顔で」と言っていたドハは感極まって涙する場面もあった。
5都市を周り、約2万2000人の観客を動員したZeppツアーは大盛況のうちに幕を閉じた。
ライブを重ねる度に新たな魅力を見せ、人々の心を惹きつけて離さないn.SSign。今後の活躍が期待される。

取材:Korepo(KOREAREPORT.INC)

(写真:東京公演)

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2023.03.30