圧倒的な歌唱力で代替不可な男性ソロボーカリストとして定着したのキム・ジェファンが3年ぶりに来日。圧倒的な歌唱力とひたむきに努力する姿で多くのファンの心を掴み、2019年には1stミニアルバム「Another」でソロデビューも果たした。ロックナンバーからバラードまで幅広い音楽でファンを楽しませてくれる実力派アーティストとして高い人気を誇っている。来日を心待ちにしていたファンと“再会”するために、2月25日(土)に「KIM JAEHWAN 2023 JAPAN FANCON -reUnion-」を東京/ザ・ガーデンホールで開催した。
ダンサーを従え、シックな黒い衣装で登場したキム・ジェファン。オープニングは、昨年9月にリリースした5thミニアルバム「Empty Dream」収録曲「Oasis」からスタート。挑発的な鋭い視線でファンを魅了し、「소리 질러(叫べ!)」と会場を盛り上げた。2曲目の「디자이너(Designer)」では、彼の代名詞ともいえるハイトーンボイスでファンを圧倒。歌い終わりは手を顎に当てて、決めポーズもバッチリ。
オープニングトークでは、「みなさん、本当にこの瞬間を待っていました!3年ぶりに会いにやってきました!キム・ジェファンです」と、元気よくあいさつ。「(イベントタイトルの)“reUnion”という言葉には“再会”や“再結合”、“同窓会”といった意味があり、今日という日を記念すべき日にするという意味を込めています。みなさんにお会いするのは本当に久しぶりなので、いつもより熱く情熱的に最善を尽くしたいと思います」と、意気込みを語った。
続いて、5thミニアルバム「Empty Dream」のタイトル曲「그 시절 우리는(BACK THEN)」を披露。ロックなテイストもありつつ、清涼感も感じられる楽曲で、ギターをかき鳴らす姿に思わずファンも聞き惚れてしまう。
半年程前から1人暮らしを始めたキム・ジェファン。「家のことをすべて1人でやらないといけないので、自立心が芽生えて、主導的に行動するようになったと思います。卵の殻を破ったような、そんな気がします」と話すジェファンに会場からも笑いが漏れる。
ほとんど機械がやってくれるので苦手な家事はないと言うジェファン。「でも、基本的に料理はめんどくさいので、最小限で済むようにしています。お米も洗って炊飯器に入れれば炊ける、サバも洗って焼けば10分くらいで食べられる、あとは常備菜があればご飯は食べられます」と、あまり手の込んだ料理には挑戦していないと話した。
次に披露した「명동 콜링(Myungdong calling)」では、赤いギターとサングラスでガラリと印象チェンジ。手をぐるぐるしながらファンを煽ったり、ギターを銃に見立てて撃つポーズをしたり、「楽しいですか?やばいですね!」と、ジェファンもファンも大盛り上がり。
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