トークで繰り広げる一部はここで終了。司会の古家さんを「またね!」と見送ると、
「久々に来たせいもあるけど、日本に来てなつかしい友達に会ったような気分です。友達って長く付き合いますよね? だから、皆さんとも長く付き合っていきたいです」と、あらためて今の気持ちを語り、歌を聞かせる二部へと進む。まずは、ソロアルバムからバラード曲「Letter」を熱唱。甘い歌声が柔らかく会場を包み込む。この曲の歌詞は、ファンを思って書いたと明かしたジニョン。ドラマの撮影中に、GOT7としてステージに立ったとき、ファンが目の前にいる光景を見て、 “あぁ幸せだなぁ”と特別な感情を抱いたことが心を駆り立てたのだとか。続いて披露されたのは、都会的なサウンドが印象的な曲「Our Miracle」。「メンバーのことを考えながら書いた曲で、とても愛着がある」ナンバーで、爽やかな歌&ダンスで客席を沸かせると、「皆さん、すぐ、すぐ戻るから!」と、セットの扉から去っていた。
レコーディングやダンス練習など、イベントのメイキング映像が流れたのち、黒の革パン&ジャケットのロックスタイルに身を包んだジニョンが再び登場。ここからファンには嬉しい「GOT7メドレー」タイムに。タフなヒップホップダンスに、ふいに見せるセクシーな身のこなし、キュートなポーズまで、次から次へと多様なダンスを繰り広げ、客席の熱気もマックスに。歌い踊り終えると、「サランヘ〜」と会場のあちこちから声が飛び、息を切らせながら、胸に指を当て、口の動きだけで「ナド(俺も)」と答えていたジニョン。全力を出し切った感が伝わり、拍手と歓声がやまない。再び、セットの部屋の扉に手をかけ、「すぐに戻るね〜!待っててね!」と奥に消えていった(自分の部屋という設定を律儀に守るところが実にいい)。
そして、大きなジニョンコールが会場に響くなか、黒のパーカーにグレーのパンツというラフスタイルに着替えたご本人の姿が。2021年に発表した自身初のソロ曲「DIVE」の日本語バージョンを歌いながら、ダンサーたちと楽しそうに踊る姿は愛おしさ満点だった。さらに、客席ではサプライズで、「ときが経っても、私たちいつも笑えるように」というスローガンを持ってジニョンに愛を伝える光景が広がり、会場は幸せ空間に。
「2023年、一番幸せな瞬間は、ステージで皆さんを見るこの瞬間です。だから、いまの瞬間を写真に撮っていいですか?」と記念撮影をパシャリ。「かわいい〜」という声とともに、「セクシー!」という声もあがり、「あぁ、僕が30歳だから?」と切り返すも、負けずと「セクシー!」と叫ぶ声に「やめてください〜」と恥ずかしがる姿がいとおしい。
楽しい時間も終わりに近づくなか、「GOT7のメドレーが終わって、僕はだんだん死んでいきます(笑)」と笑わせつつ、「皆さんに僕から手紙がある」と語り始めたジニョン。「こうやって素敵な時間を僕と過ごしてくれて、ありがとうございます。今日という日が皆さんにとって、どんな思い出になるのか、ドキドキしています。応援してくださる方がこんなにもいることを知り、またこの気持ちで頑張ろうと思いました。昼から夜まで、久しぶりに公演をしたんですが、3年間、僕のことを待っていてくれて、本当に、本当にありがとうございます。久しぶりに日本に来たせいか、果たしてファンが来てくれるか、心配していました。音楽も長くやっていなかったし、僕のことを、僕の音楽を、待ってくださる人がいるだろうかと。でも、ドアを開けて、皆さんを見て、僕の考えを恥ずかしく思いました。最近、音楽は僕の大きな特技であり、趣味にもなりました。ホントにホントに、楽しんでいるということです。長い間、僕が愛している音楽を、皆さんにお届けしたい。それまで待っていてください。僕も皆さんを待っています。今日はありがとうございました。皆さん、いつも愛してるよ!I Love You!」と、投げキッス。今回が兵役前最後のファンミーティングとなったが、思いの丈を真摯な言葉にして伝える姿はファンの心に深く刻まれたに違いない。
★ジニョン Profile
パク・ジニョン(1994年09月22日生)。
2012年1月に「ドリームハイ2」で俳優デビュー。 その後、2014年GOT7のメンバーとして新たにデビューし、 韓国・日本のみならず、世界各国で活躍。 2021年、BHエンターテインメントと専属契約を締結。ドラマ「悪魔判事」「ユミの細胞たち」などに出演。最新主演作の映画「クリスマス・キャロル」では、一人二役の難しい役どころを見事にこなすなど、俳優としてのキャリアを積み注目を集めるなか、 2021年初のソロデジタルシングル「DIVE」をリリース。自ら作詞・作曲を手がけたこの曲は、米ビルボードの「ワールド・デジタル・ソング・セールス」チャートで 12位にランクイン。 2023年1月には初のソロアルバム「Chapter 0: WITH」をリリースし、韓国での単独コンサート、アジア4か国をまわるアジアファンミーティングツアーも開催決定。俳優とアーティストのマルチな才能を発揮し、SNSの総フォロワー数は1,000万人を超える(2/9現在)。
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