SMまで買収?K-POPのすべての道がHYBEに続くのか!?

他の企画会社の立場としては、甘い話ではない。至る所で過度な「HYBE偏り現象」に対する心配の声が出ている。アイドルグループを保有したある企画会社の代表は「どうしても中小企画会社は萎縮せざるを得ない状況」として「巨大資本と手をつないでいない企画会社に属するアーティストたちが相手にされないのではないかと心配だ。K-POPが彼らだけのものになってはいけない」と話した。


一方、今回の「ビッグディール」発表以降、HYBEのパン・シヒョク議長とSMのイ元総括プロデューサーの出会いがどんなシナジーを起こすのにも業界の関心が集中している。しかし、HYBEのSM買収作業が完了しても、すぐに2人が特定のアーティストや音楽を共同でプロデュースすることにはならない。HYBEはイ元総括プロデューサーのSM復帰説が提起されると「根拠のない推測」とし、彼は今後3年間にわたりSMの役職員を雇用と、SMアーティストとのプロデュース契約を締結できないという内容の「営業禁止および誘引禁止」事項を公開した。

イ元総括プロデューサーを再登板させることができない状況の中、HYBEが買収成功後、経営権紛争の余波で不安定になったSM内部の雰囲気をどのように収拾するかも注目ポイントだ。業界の一部では海外市場攻略の力量とノウハウを備えた両社が力を合わせてグローバル市場でK-POPの影響力をさらに高めてくれることを期待するという視線も存在する。パン・シヒョク議長は「(既存SMシステムに)HYBEの力量を投入してグローバル市場でK-POPの地位をさらに拡大していく」と抱負を明らかにした。
キム・ホンシク大衆文化評論家は「K-POPの専門性を備えた会社同士が出会ったので、お互いの長所と短所を補い合えば相乗効果が出ると思う」として「これまで相互が競争を通じて良い結果を生み出した側面もあるため、手を結んでもそれぞれの固有のアイデンティティとカラーを守っていくことも重要だ」と助言した。

2023.02.12