「BTS(防弾少年団)」らが所属するHYBEのSMエンタテインメント買収戦が繰り広げられる中、SMの新取締役に「NewJeans」を手掛けたSM出身のミン・ヒジンADOR代表(44)が挙げられている。
13日、K-POP界によると、HYBEは来月末にあるSM株主総会を控え、株主提案を通した経営陣候補の人選作業をおこなっていることが分かった。
HYBEはSM株主総会を6週間後に控えた今月16日までに株主提案を終わらせるため、今週中に新たな経営陣ラインナップを構成しなければならない。現在のSM取締役であるイ・ソンス、タク・ヨンジュン共同代表ら4人の任期は来月までだ。
業界では、SMの新取締役陣候補に、過去SMで勤務しグループ「f(x)」や「SHINee」、「EXO」などに携わったミン・ヒジン現ADOR代表らの名が浮上している。
ミン代表は2002年、グラフィックデザイナーとしてSMに入社し、17年間勤務した。2009年以降、「少女時代」、「SHINee」、「f(x)」、「EXO」、「Red Velvet」のアルバムアートディレクターを担い、SMの全盛期を引っ張った。2017年には30代でSMの登記取締役に昇進し注目を浴びた。
昇進から約2年後、バーンアウト症候群を訴えて退社し、HYBEに入社。彼女は当時、SM出身の核心人材が同種業界に移籍した点や年俸5億ウォン(約5000万円)を超えるなどの情報で再び話題となった。
2021年11月には新鋭「NewJeans」を誕生させたADORを設立。昨年7月末にデビューした「NewJeans」は、「Attention」や「Hype Boy」などをメガヒットさせ、ホットなルーキーとなった。
会社を去った女性取締役が、戻ったSMで再び取締役職を引き受けるという奇遇の縁。果たして現実となるのか。これについてHYBE側は「多角度で検討しているが、まだ最終リストは確定していない」との立場のみ示した。
一方、HYBEは去る10日、SMのイ・スマン元総括プロデューサーの持分14.8%を取得すると発表し、一瞬にしてSMの筆頭株主に浮上した。
WOW!Korea提供