「イベントレポ」パク・チャヌク監督最新作 カンヌ映画祭監督賞受賞  『別れる決心』 韓流・K -POP MC古家正亨×映画評論家・森直人 本作への愛を語り尽くす!

森が「お寿司の意味は聞けなかったのだけれど、この映画は色んな“対比”の構図を込めているそうですよ。例えばソレが孔子の言葉を引用して『私は慈悲深くないので海の女です』と言うシーンがあるけれど、この映画には、山岳事故や、海辺のイポという街など、<海>と<山>という対比がまずあります。そして、へジュンの妻はデータにこだわる<理系>だけれど、ソレは<文系>的な人間だったり、この映画には、色々な対比を込めていると監督はおっしゃられていました。さらに森は、古家のお気に入りの<ソレがタバコを吸う>シーンも<タバコが嫌いな妻>とのすごく重要な対比の一つであると思うと続け、「確実に<タバコ>が“ファムファタール”なキャラクターを引き立たせるアイテムだと思う」というと、古家は「もう1回見たい…!そういったことを頭に入れながらみるともっと面白く見ることができるかもしれない!」と興奮の様子だった。
森が「この映画にはすごく中毒性があって、もう1度見ると謎が増える気までしますよね」と言うと、古家も「スクリーンで見るからこそ色んな細かいところまで目がいくし、映画的な楽しみですよね。さらに観客に委ねている部分も多い作品だから、映画を観た人と話をするとより楽しんでもらえると思います。スクリーンで何度も楽しんでいただけたら」とアピールした。


<STORY>
男が山頂から転落死した事件を追う刑事ヘジュン(パク・ヘイル)と、被害者の妻ソレ(タン・ウェイ)は捜査中に出会った。
取り調べが進む中で、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしか刑事ヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたへジュンに特別な想いを抱き始める。やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに思えた。
しかし、それは相手への想いと疑惑が渦巻く“愛の迷路”のはじまりだった……。


監督:パク・チャヌク  脚本:チョン・ソギョン、パク・チャヌク
出演:パク・ヘイル、タン・ウェイ、イ・ジョンヒョン、コ・ギョンピョ
提供:ハピネットファントム・スタジオ、WOWOW  配給:ハピネットファントム・スタジオ
原題:헤어질 결심|2022年|韓国映画|シネマスコープ|上映時間:138分|映画の区分:G
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公式HP:https://happinet-phantom.com/wakare-movie/  公式twitter:https://twitter.com/wakare_movie  #別れる決心

2023年2月17日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

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2023.02.07