<W解説>韓国のエンタメ界で兵役逃れの疑惑が相次ぎ浮上=背後にはブローカー?

 

しかし、JIN自身は始めから入隊の意思を持っており、所属事務所は昨年10月、JINが軍入隊のための手続きに入ると発表。JINは12月に韓国陸軍に入隊した。JINは陸軍第5師団新兵教育大隊に配属となり、現在、教官の補佐役として服務。過酷な訓練の様子が度々メディアを通じて伝えられている。

こうした中、韓国の男性グループ「VIXX」のメンバーで、ラッパーのRAVIに兵役逃れの疑いが浮上した。検察と兵役庁が芸能人やプロスポーツ選手を対象に、兵役逃れに関する大規模な捜査を行う中でRAVIに不正の疑いが浮上した。RAVIは先月13日に兵役法違反の疑いで立件された。


RAVIの背後には兵役ブローカーの存在があるとみられる。検察と兵役庁の合同捜査チームは、RAVIがブローカーの指示を受けてんかんを患っているように見せかけ、現役兵としての服務を逃れようとしたとみて調べている。

その後、俳優のソン・ドクホにも同様の疑いが浮上した。ソンは2018年に映画「バーニング」でデビュー。米動画配信大手ネットフリックス配信のドラマ「D.P.-脱走兵追跡官-」などに出演し、人気を博した。


ソンもRAVIと同様、てんかんを装い、兵役の代わりに公共機関などで働く「社会服務要員」の判定を受け、兵役を逃れようとした疑いがある。ソンの背後にもブローカーの存在があるとみられる。

ブローカーはてんかんの診断を受けるよう誘導する手口で兵役逃れを助け、対価として金品を受け取っているものとみられ、特定の病院との癒着も指摘されている。

一方、捜査チームが兵役逃れの疑いがあるとみて捜査対象にしているのは100人余りに上るとの報道もある。今後の捜査の行方が注目される。

WOW!Korea提供

2023.02.06