今回は、解散・休止を経て再結成した「第1世代」のK-POPグループをご紹介!
「H.O.T.」
韓国ボーイズグループ「H.O.T.」は、1996年にSMエンターテインメントからデビューした5人組アイドルだ。
女子中高生の圧倒的な支持を得ており、その人気から日本では「韓国のSMAP」とも紹介されるほどであった。当時の韓国アイドルの歴史を変えるほどの人気っぷりで、メンバーの自宅前にはファンが寝泊りしながら出待ちをしたり、ファンが資金を出し合って家電をプレゼントするなど、これまでに類を見ない熱烈なファンが多くいた。だが、2001年にメンバー3人が事務所を移籍することが発表され、事実上の解散となった。
しかしその17年後、2018年の韓国バラエティー番組「無限に挑戦」の旧正月特番で5人での再結成を発表。発表してから1か月後には再結成ライブを成功させ、その8か月後の10月には17年ぶりとなる単独コンサートを開催した。
「Sechs Kies」
韓国ボーイズグループ「Sechs Kies」は、1997年にDSPメディアからデビューした4人組アイドル。“第1世代”と呼ばれる韓国の初代アイドルグループの1つであり、当時「H.O.T.」と並んで女子高生を筆頭に爆発的な人気を誇っていた。だが、2000年のドリームコンサートを最後に、人気絶頂期に突然の解散を発表した。
そして解散から16年後、バラエティー番組「無限に挑戦」の企画で再び再結集することが発表され、そのまま活動を再開することとなった。現在はDSPメディアではなく、YGエンターテインメントに所属している。
「god」
韓国ボーイズグループ「god」は、1999年にデビューした5人組。サイダスよりデビューしたが、契約満了後に「god」のプロデューサーを務めていたパク・ジニョンが代表を務めるJYPエンターテインメントに移籍した。
1999年の1stフルアルバム『Chapter 1』はデビューアルバムにも関わらず16万枚の売上を見せ、さらに2000年に発売された3stフルアルバム『Chapter 3 Lies』は自身初のミリオンを突破し180万枚以上の売上を誇った。その人気から、2002年の7月から9月と、12月から翌年の3月まで全100回の公演を実施し、韓国芸能界では例のない長期連続コンサートを成功させた。しかし、6stフルアルバム『Chapter 6 An Ordinary Day』の発売前にメンバーのユン・ゲサンが脱退し、翌年7shフルアルバム『Chapter 7 Into the Sky』の発売後、コンサート全国ツアー『The Last』を最後に、2005年末に活動を休止した。
しかしその9年後、脱退していたユン・ゲサンが突然グループに復帰すると発表。5人でデジタルシングルを発売後、8stアルバム『Chapter 8』で9年ぶりに活動を再開した。同年には韓国で15周年記念コンサート、さらに米国ツアーコンサート『15TH ANNIVERSARY REUNION CONCERT』を開催した。
2019年には20周年記念のアルバム『THEN & NOW』を発売しており、現在でもバラエティー番組などでグループ活動を続けている。
今年は少女時代やKARA、さらにはSISTARなど第2世代のガールズグループがこぞって再結成し話題になったが、彼女たちの再結成の流れは第1世代アイドルの再結成があったことも少し影響しているのではないだろうか。解散から何年経っても、第1世代・第2世代のアイドルグループのようにまた何かのきっかけでグループの活動を見られるかもしれないという希望は、入れ替わりが激しいK-POPグループ界に新しい光を作ってくれたような気がする。
WOW!Korea提供