韓国映画「誕生」は、韓国で初めてのカトリック司祭キム・デゴン(金大建)の人生と死を描いた劇場映画で、キム・デゴン司祭の誕生200周年とユネスコによる世界記念人物選定を記念して企画された
制作前から世界的にも大きな関心が集まったことから、出演者はローマ教皇に会い、教皇庁での試写会も行なった。
先月30日、公開前にカトリック教信者以外にはあまり関心が大きくなかったが、公開後には単純な宗教映画を超えて韓国近代史の文化開放時期をうまく表現した部分や主演俳優ユン・シユンら出演者の熱演でチケット予約販売率が右肩上がりだ。
また韓国初のトークショーである「メブルショー」のコーナーである映画の話で、映画評論家チョン・チャンイルの紹介とパネラーの話が映画ファンの関心を集めた。
今月4日、映画館入場券統合電算網の集計によると、映画「誕生」が全体の予約率の2位に浮上。公開と共に観客の口コミや映画としての関心が集中し、長期興行の知らせる鼓舞的な現象だと言える。
これにパク・フンシク監督を始め、ユン・シユン、イ・ムンシク、キム・ガンウ、ユン・ギョンホ、イ・ホウォン、ソン・ジヨン、ハ・ギョン、イム・ヒョンス、パク・ジフン、ロビン・デイアナが舞台あいさつで感謝の気持ちを伝えた。
映画「誕生」は、海と陸を行き交った朝鮮近代のパイオニア青年キム・デゴンの偉大な旅、初のカトリック司祭キム・デゴンの一代記を描いた作品。約200年前、新しい朝鮮を夢見た研究熱心な冒険家であり、多彩多能なグローバルリーダーだったキム・デゴンのパイオニア的一面に加え、好奇心旺盛な青年が朝鮮初の司祭として成長し、殉教していく様子が感動的に描かれている。
映画は宗教に重きをおくというよりは、キム・デゴンの人生に焦点を合わせて話が進めれられている。パク・フンシク監督は「若い人に励ましや勇気を与えられる映画で、私たちが映画を作る理由は我々の時代がキム・デゴン司祭を必要としているためだ」と述べた。
また主人公キム・デゴン役のユン・シユンは「遠くにある地の青年キム・デゴンが海を渡り、その長い航海を通じて私という代理人を通じてバチカンに到着していたらと思う。この作品を通じて私ではなくキム・デゴンという人物だけ見えてほしい。教皇さまもそうおっしゃった」とコメントした。
3574日間、陸と海を行き来しながら険しい旅を見せてくれた映画は、終わった後も深い余韻を残す。
WOW!Korea提供