韓国初の司祭キム・デゴン神父の生と死を扱った初の劇映画「誕生」(原題)がチェジュド(済州島)での撮影を最後にクランクアップした。
「誕生」は青年キム・デゴンが聖アンドレアとして誕生し、また殉教する過程を描く作品だ。キム・テゴン神父の歴史的意味を振り返るレベルの高い作品となるため、プレプロダクションの段階から徹底した資料調査と研究を経て、代表的な神学者の考証と韓国国学振興院の諮問を受けた。「追憶に抱かれて」「京義線」「逆転の名手」を手掛けたパク・フンシク監督が脚本と演出を担当した。
キム・テゴン神父役のユン・シユンとユン・ジンギル役のアン・ソンギ、ヒョン・ソクムン役のユン・ギョンホ、チョ・シンチョル役のイ・ムンシク、チェ・ヤンオプ役のホヤ(元INFINITE)らが出演する。
「誕生」は2021年12月6日にクランクインし、チュンチョンナムド(忠清南道)ノンサン(論山)、テアン(泰安)、ポリョン(保寧)、チュンチョンプクト(忠清北道)タンヤン(丹陽)、カンウォンド(江原道)ピョンチャン(平昌)、チョルラナムド(全羅南道)ヨス(麗水)、チョンラブクド(全羅北道)プアン(扶安)、キョンサンナムド(慶尚南道)チャンウォン(昌原)、キョンサンブクド(慶尚北道)ムンギョン(聞慶)、テグ(大邱)、済州道と高陽アクアスタジオなどキョンギド(京畿道)一帯及び全国各地で撮影した。
キム・テゴンのマカオ留学、フランス極東艦隊の司令官セシルがエリゴン号に乗船するシーン、アヘン戦争のシーン、東西満州を経由する陸上入国路を開拓するシーン、ラファエル号が西海を横断するシーン、ペンニョンド(白翎島)を経由する海上入国ルートを開拓するシーンなどキム・テゴンの生涯で重要な冒険を大規模撮影を通じて描き出す。
「誕生」は希望さえ見えなかった時代、その希望さえ自ら生み出さなければならなかった青年キム・デゴンの忍耐と勇気、自分の体を快く投げた献身、そして彼の生涯を通して見せてくれた神と人間に対する愛を深く扱う。ことし下半期の公開を目標に後半作業に突入した。