ソロシングル「The Astronaut」を10月28日(金)にリリースした「BTS(防弾少年団)」JINの「ランニングマン」(SBS)出演は放送前から大きな話題だったが、それが数字にも表れた。
JINが出演した11月6日(日)放送分は視聴率4.8%(ニールセンコリア調べ、全国基準)を記録。この数値は、同番組のことし下半期の最高視聴率となる。前回10月23日(日)放送分は3.3%で、ここ最近は平均3%台で推移しているので、やはり“JIN効果”は絶大だったということだ。
JINの「ランニングマン」出演は、本人たっての希望だった。メンバーのユ・ジェソクやチ・ソクジンに会うたびに、「ランニングマン」に出たいと言っていたそうで、それがついに実現。6年前の第300話に「BTS」が完全体で出演したとき以来の出演となる。
今回は「ソクジン対ソクジン」レースと題し、「BTS」の最年長JIN(キム・ソクジン)と「ランニングマン」の最年長チ・ソクジンがリーダーとなり、チームを構成。2人がそれぞれ乗っている2台の車がメンバーたちをピックアップしていく方式で、メンバーたちは誰が乗っているのか分からない状態で、どちらかを選択するというものだった。
JINが、同じチームになりたいメンバーとして、勘がよさそうなユ・ジェソクとフィジカルがいいキム・ジョングクを挙げていたが、ユ・ジェソクはチ・ソクジンのいる車を選択し、キム・ジョングクはJINのいる車を選択した。
そういうわけで、JINはまずキム・ジョングクと対面。ここからJINのトークも絶好調だった。2人は3、4年前、偶然にも米国ロサンゼルスの焼き肉屋で会ったことがあることや、アニャン(安養)で生まれたというJINと地元がアニャンのキム・ジョングクが、世代差はあるが、通じるものがあると共通点を見つけながら意気投合。
そこからJINが自分は31歳(数え年)だが、キム・ジョングクも30代後半ではないのか?と見た目の若さに言及。外国に行ったら30代に見られるというキム・ジョングクに、JINも自分は10代に見られると言ったものの「ちょっといいすぎ?」と心配になると、「絶対外国に行ったら高校生と思われるよ」とキム・ジョングク。
JINが「僕が“スーパースター”だから、そうやって持ち上げてくれているのでは…」と疑いの目を向けると、これにはキム・ジョングクも「自分から“スーパースター”って(笑)」と即座に反応した。JINは「そう言ったほうが周りから喜ばれるんです。僕が謙遜すると嫌がられるんですよ」と答えたが、こういうサービス精神、正直さをキム・ジョングクも気に入ったようだった。
そして、その後もJINは“スーパースター”をネタのように活用。そのくだりで笑いどころを作るバラエティセンスもさすがだった。プライベートでチ・ソクジンと飲みに行ったとき、自分が支払いをしたエピソードでは、「スーパースターとして、そういうのは出さなきゃいけないじゃないですか」とJIN。
かと思えば、この日チ・ソクジンとペアルックだったJINは、「BTS」側が準備したというチ・ソクジンのパンツと靴は返さず、そのまま持ち帰っていいと太っ腹なところを見せたが、実は高いものだと分かると、「そしたら話は変わってきますよ。返却してください(笑)」とすぐに撤回し、変わり身のはやさも見せた。
さらに、メンバー全員揃ったところでキム・ジョングクが、車内でJIN自ら自分のことを“スーパースター”だと言っていたということを明かすと、ユ・ジェソクが「そうだよ、合ってるよ」と言い、「間違ってはいないじゃないですか?」と肯定するJINに、そういうところが好きだとJINのスカッとする物言いを好意的にとらえていた。
(2ページに続く)